【送料無料】奔放な誘惑 [ ステファニー・ローレンス ]
いうなれば、美人四姉妹VS放蕩貴族(後見人を含む!)とでも言ったところだろうか。
19世紀のロンドン、ある日、ニューヨークから帰国したばかりのトウィニング家の長女キャロラインは、後見人のトワイフォード公爵に社交界デビューについて相談に行った。ところが、公爵は思っていたような年配の御しやすい紳士ではなく、どうみても放蕩貴族。社交界で夫を見つけるためには、後見人の助力がかかせない。一方、公爵になったばかりのマックスは、キャロラインに一目惚れ。なんとしてでも、彼女を手に入れようとするのだが・・・・・・
放蕩貴族達の思考だと恋人イコール妻にはならないので、夫を求めている四姉妹とはどこまでいっても平行線。
アメリカの社交界でリハーサル(?)と重ねてきた四姉妹は、どんな罠からもスルリと抜けて、感情に流されることがない。このへん、なんだか清々しいくらいだった。
作者によっては、4冊になってもおかしくない、この恋愛バトル。
350ページにスッキリまとまっていて、面白かった。