【楽天ブックスなら送料無料】レディはならず者に守られて [ テッサ・デア ]
ラベンダーブックスは、まだ電子書籍化はされていない。
本屋でざっと読んで面白かったので、結局、買ってじっくり読んだ。
「天使たちの入り江」シリーズ3作目だが、賞も獲っている前作よりも私はこちらのほうが好みだった。
なにしろ再会ものに弱いのだ。
それも、幼い少女を10歳の少年が救うという過去が・・・・・
リージェンシーにしては、ちょっと変わった設定の本シリーズ。スピンドル・コーヴという女性のための療養地が舞台。そこに在郷軍が編制され、新たにやってきた軍人と女性達が共存せざる負えなくなる。3作目ともなると、この共存は馴染んでいて、問題はなくなっている。シリーズ当初から緊張関係にあった在郷軍の指揮官ソーンと顔にあざのある孤児のケイト。そのあざがある侯爵家の遺伝でその元当主の娘である可能性が出てきたケイト。幼いころの記憶がない彼女だが、なぜかソーンはその過去にかかわっているようで・・・・・
リージェンシーといえば、社交界、舞踏会、煌びやかなイメージ。それがここには全くない。
今回は、侯爵が出てきたが、舞踏会は少しだけ。
やっぱり開放的な海辺のまちが中心だ。
正統派のロマンスで、読後感はよかった