【楽天ブックスならいつでも送料無料】忘れえぬ夢の湖で [ リサ・クレイパス ]
うーん、本当にリサ・クレイパスの小説なのかと思わされた一冊。
悪い意味ではなく、いい意味でノーラ・ロバーツのような趣がある。
いろいろなバランスが良くて、読後感がいい。
コンテンポラリーよりはヒストリカルのイメージが強いせいもあるのかもしれない。
フライデーハーバーシリーズの3作目、建築家アレックスの魂の救済の物語だ。
アレックスは、離婚と仕事に行き詰まり、アルコールに逃げる生活を送っている。アルコール依存症の両親に育てられた兄弟は、人間関係に懐疑的で、一時的な関係以外求めていない。ところが、兄2人は、特別な人を見つけ、幸せそうだ。アレックスは、ゾーイという女性に逢ったときから惹かれるが、自分に向かないと近づかないようにしている。ゾーイの祖母が認知症を患い、湖そばの別荘に引っ越してくることになる。別荘の改装を請け負ったアレックスは、ゾーイと頻繁に逢うようになり・・・・・
いきなり幽霊の独白から始まるのだが、違和感はない。
ファンタジー要素が苦手な私でも面白く読めた。