令和そぞろ歩き

昨日、7月にできたばかりの水戸市民会館に、母と2人で、ピアノコンサートを聴きに行った。



ピアノの森は、原作が漫画で26巻あり、アニメ化もされている。


ピアノの森（26）【電子書籍】[ 一色まこと ]

私は、原作もアニメも終盤のショパンコンクールのところだけかじった感じ。
最後のほうだけで満足してしまう私の悪い癖…

コンサートのほうは、髙木竜馬さんが演奏。
アニメでは、雨宮修平のピアノを担当されていたらしい。
中村紘子さんに師事していたそうで、海外のコンクールで受賞歴も多数。
母は中村紘子さんが好きなので、よかったかもしれない。
その昔、中村紘子さんのコンサートに行った時に、強く叩き過ぎてピアノが壊れ、そこで終了となったという話を初めて聞いた。

さて、演奏された曲は、馴染みのある曲ばかりで、楽しめた。

個人的には、リストの「超絶技巧練習曲　第１１番変ニ長調夕べの調べ」が気に入った。
ショパンのバラード第１番ト短調や英雄ポロネーズも印象に残る演奏だった。
アンコールも２曲やってくれて、「トロイメライ」を母は喜んでいた。

今回の演奏会は中ホールで行われた。
音響はとてもいい。
けれど、座席と全体の作りが使いにくい。
まず、壁付収納ベンチだからか、前後がとても狭い。
人が座っている状態で通るのはかなり大変。
両端の席側から通り抜けができないので、２つの通路に人が集中して、休憩にホールから出るのも一苦労。
おまけにロビーに出るたび、チケットを提示しなければならないので、時間がかかる。
私はトイレにはいかなかったのだが、「トイレも狭い」と言っている人がいた。
ロビーには、公演とは関係なく、勉強などで利用している人がいて、チケットを確認する必要はこのせいなのだと思うが・・・・・

「一度来ただけで十分だわ。」と母。
せっかくの新しいホールだが、階段も多いし、高齢者には向かないかもしれないな。

それはさておき、会場限定のCDが売っていたのだが、やっぱり買えばよかったなあとちょっと後悔した。