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テーマ:京都。(6117)
カテゴリ:日々あれこれ
清水寺の本堂に上がる手前の随求堂(ずいぐどう)にこんな看板が。。 「はい、靴をこれに入れて、どうぞ順番に中にお進みくださ~い! 絶対に、手すりを放さないでください。 迷子になって、戻って来れなくなりますからね・・・。」 誘導係のおじさんが、声をかけながら、靴を入れる袋を渡している。 次々と並んで待っている人たちが、おじさんの渡す袋を受け取り、階段を下りて行く。 料金は一人100円と書いてある。 いったい何なんだろうか あんまり、関心のなさそうなお連れさんをよそに、興味津々の私 いったい何なのかを、おじさんに聞いてみた。 すると・・・、 大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)は、どんな願いでも、いくつでも叶えてくれる菩薩様で、 階段を下りると、その真っ暗な地下の光の射すところに台座があり、その上に梵字が彫られた石が載っているので、それを触ると願いが叶うのだということだ。 “願いが叶う”。。私はこのフレーズに非常に弱い よし私も行って来る~ と、いうわけで、恐る恐る階段を下りて行くと、そこは全く光のない真っ暗な世界。 太い数珠のような手すりを頼りに進むしかない。 これを手を放すと、冗談抜きで迷子になって帰って来られない感じ。 想像以上の不安感と恐怖感が迫ってくる。 足元もおぼつかない。 その全く暗闇の世界で格闘している時間は異常に長く感じられた。 実際はせいぜい2~3分のことのように思われるが。 すると、ようやく一条の光が射してきた。。正に、一点の光明を発見した感覚。よかった~ そしてほどなく、願い事を叶えてくれるという石を発見 一生懸命願い事を唱えながら、丁寧に石を触った。 何をお願いしたかはピミリエヨ そして、再び手すりに導かれながら、なんとか無事元の場所に辿りつき、ほっと、安堵。 本当に不思議な体験だった。 これは、菩薩の胎内に戻り、生まれ変わって再び出て来るということを体感させるもののようだ。 さて、私はちゃんと生まれ変われたのか。 そして、願い事・・・効果のほどはいかに。。 以下は、今回の京都ぶらり。。アラカルト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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