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那由他(なゆた)は数の単位で10の60乗に相当するそうです。
で、これと写真(フレームにギリギリ入った=3)の関係はというと、この写真の物体の名前が「なゆた」というのです。 これは佐用にある西はりま天文台にあるメインの望遠鏡で、口径2メートル、一般公開用の望遠鏡としては世界一!だそうです。 で、今日は西はりま天文台でペルセウス座流星群を観る会があって、その他イベントも盛だくさんでした。 午前中、県境を越えて岡山県の美作市にあるベルピール自然公園に行き、山上にあるモニュメントの中に設置された巨大なドとソの鐘を鳴らしました。 ちょっと大き目の梵鐘くらいなんですが、洋風のいわゆる「ベル」は、鐘の中に吊ってある振り子を鐘に打ち付けて鳴らします。 つまり、鳴った時は鐘の真下に居る訳で、最初に一緒に行った知人が力任せに鳴らしたところ、耳を劈く大音響! 鐘の音は耳から聴こえると言うより、全身で聴いている感じでした。 ちょうど到着した頃から雷雲がゴロゴロいってましたが、やはり山の上、雷が近くに感じられちょっと怖かったかな。 その後、佐用に戻り、食事の後、昼過ぎに天文台に到着して、散歩しながらイベントや展示、模擬店をみてまわりました。 天文台の建物は自由に出入りできるようになっていて、この望遠鏡室も勝手に出入りできるようになっています。 ある意味すごい。。。 佐用に入り「佐用名物ホルモン焼きうどん」の看板を目にして、知人と「これはいったい?」と顔を見合わせ、どんな料理なのかな、と思ってましたが、天文台で出されていた模擬店に「ホルモン焼きうどん食わせ隊」というテントを見つけ、知人は大うけ。 しばらく笑いが止まらず、離れたところでしゃがみこんで笑い転げてました。 私が食べてみたいと言って買いに行った時は普通にしていましたが、実は笑いをこらえていたようで、店の前から離れたとたん、また大笑い。 階段に腰掛けて味見をしている時も笑いながら食べてましたね。 ・・・傍目にはどう見えたんだろう(笑) その後、建物の中や芝生広場から雲を眺めてました。 すると、風上から黒い雲のかたまりが、ものすごい速さで近づいてくるではありませんか。 積乱雲らしき雲がどどーんとあったのは観ていたのですが、どうやらそれが接近してきたようです。 急遽イベントは中止され、建物内に避難するよう指示が出されました。 それでも下屋の下で様子を観ていたのですが、風が次第に強くなり、雷鳴が鳴り響き、ついに大粒の雨。 どうやら積乱雲の中にはまり込んだようです。 それからしばらく、大嵐でした。 台風でも来たのかと思うほどで、知人はその様子を「雨が吹いて雷が降ってきた」と言ってましたが、まさに言い得て妙な表現。 模擬店に使っていた6本足のパイプテントは吹き飛ばされ、模擬店の飾りやも引きちぎられ、のぼりを立てたスチールパイプもへし折られ、自然の猛威を目の当たりにしました。 地上にいてはできない、とても珍しい体験でしたね。 その避難中、この現象を説明してくださった方があり、お話によると、この雲は地上で熱せられた空気が上昇する際、その気流によってできる雲ではなく、上空の冷気団が比重の違いから地上付近の暖気を突き破ってものすごい勢いで下降してできた雲だそうです。 その際、暖気と冷気の摩擦で発生した電気が雲に溜まって雷が発生するのだそうな。 そして、その方が紹介くださったのがなんと森本雅樹先生。 物覚えの悪い私は何処かで聞いたような、、、いや、どこかで見たような、、、くらいしか思わなかったのですが、ホームページを発見して納得。 ご本人とは初対面で少しお話をしましたが、うわさどおり面白い方でした~ 嵐が過ぎ去った後、落ちてきた冷気で一気に涼しくなり、またそれまで曇りがちだった空が一気に 晴れ渡り、まだ月が出てなかったこともあって、芝生広場にレジャーシートを敷いて寝そべると一面の星空。 天文に詳しい知人から夏の星座の説明を受けながら、しばらくすると巨大な流れ星! 観に来ている皆からも「おお~っ」という歓声があがりました。 長い尾を引いて流れるその姿は、まるで火の玉がすごい勢いで飛んでいくよう。 星なんて、まじまじと観る事がなくなって、そして星空の感動が薄れて随分たつけれど、やっぱり素晴らしい感動がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月15日 12時17分58秒
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