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誰も知られず
流星に見られながら 静かに月の光を浴びた 金色の砂漠 歩くより夜空から あの砂漠を見たいと 月に祈った 夢の中でキラキラ光るあの砂漠は 雲が一つもない夜空の下に 見たこともないあの光景を 初めて瞳に写したとき 金色の砂漠の中に 心まで奪われそうになってしまった 心のファインダーから 気付かれずに覗き込んで そっとシャッターを押しながら 胸の箱の中にあの光景を閉じ込めた 金色の砂漠の中には 一体なにがあるのだろう どこまでも続く 広い広い草原を映したような 金色の砂漠には 一握りの夢があるのかもしれない 砂漠の砂の一つ一つが 世界にいる人の心の中ならば 全ての人が平和であることを 誰もが望んでいるのかと 無意識に感じていた 金色の砂漠には 誰にも解けない謎が多すぎる どうしてここまで輝けるのか 人間は自分が一番と思う人が多いのに この砂漠はそうではなかった 月に向かって願っているように見える キレイなんだ キラキラ光る輝きも 夜空に写されるあの光景も そして砂漠の願う 言葉のない静かな空気も 金色に輝くあの砂漠に もし触れることができるのならば 人は何かが変わる事があるのだろうか 飛んでいきたい この砂漠を越えて 自分の砂漠に 探していた答えが きっと見つけることが できるのかもしれないから 誰も知られず 流星に見られながら 静かに月の光を浴びた 金色の砂漠 夢が覚めたら 現実という人の砂漠に また埋もれてゆくのだろうか? 運命や人生に向かうことだけ 考える現実が砂漠ならば せめて自分だけの砂漠を 探し続けて飛んで行きたい 今夜月に願ってみようか もし砂漠が自分なら 月に照らさせたときに どんな色に変わるのかって 少しでいいから知ってみたい せめて今夜だけ あの金色の砂漠を もう一度見てみたい 静寂に包まれた 銀河の下にたたずむ あの金色の砂漠を 一握りだけ この片手に砂を持って現実に帰れたら 今まで見てきた世界が きっと違って見えるだろう でも、そんなことはしてはいけない なぜなら誰もがきっと持っている 心の奥の砂漠には これから輝いてゆく人も 存在するかもしれないから・・・ 探さなくちゃ せめて銀でもいいから 輝けるあの砂漠の美しさのように 思いやりをたくさんもって 小さなポケットにかかえながら 夜空の星に照らされたい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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