一歩。

「燃やせないゴミ」の収集日というのは今年度から第一、第三水曜日に変更になりました。

さて、我が家が入っているアパートは入れ替わりが多いという事で大家さんが自治会に入らなくてもいいように話しをしてくれている。
その為、「資源ゴミ」の収集に関しては自治会が管理しているので、どうしても捨てに行く事に気が引けてしまう。
資源ゴミは月に２回。その度に持ち回りでゴミの分別や収集場所の掃除をしている。
その手伝いが出来ないのに、ゴミだけ持っていくのはどうか・・・と思いなから結局、ビンやカン等は「燃やせないゴミ」に出している我が家です。



さて、話は朝の時点に遡ります。
自治会に入っていないので、回覧板等も回らない我が
で調べると、５月の「燃やせないゴミ」の収集日（第一週目）が連休と重なり、今月は第二、第三水曜日が収集日となるようです。
毎回、この燃やせないゴミ捨てはにょきちの担当。
小さい袋で４袋あり、朝食後それを捨てにいつものように行ってくれました



ところが、近所のおばちゃまに「今日じゃないわよ。来週よ」と注意され、そのまま持ち帰ってきたにょきち。
ん？
私が市のＨＰで調べた限りでは、５月は第二、第三が収集日になっているはず。
きっとそれを知らないんだ・・・・。
そう思って、今度は私がゴミを捨てに行きました



結果はＨＰで確認したとおりで収集車が来たようです。
ま、それはそれで問題なし。
ゴミがなくなったし。





それから時間が経ち・・・・・
夕方食事が終わった頃に「ピンポーン」と玄関から呼び鈴。
出てみると、知らないオバチャマ。
「何かやったっけ？？」とビビリながら話を聞いてみると、どうやら今朝のにょきちに注意した件のようです。

「自治会の回覧板では、第一・第三の日しか収集されないと書かれており、今回の連休で日にちがずれる事を知らなかった。それなのに、お嬢さんに”今日ではない”と、大変失礼な事を言って傷つけてしまいました。申し訳ありません」

そんな感じの内容でした。
逆にびっくりしました。
元々収集日が変わった事は私がＨＰで調べて知っていた事だったし、本来なら「資源ゴミ」扱いのものを「燃やせないゴミ」として捨てている事にちょっと後ろめたく思っている私は、完全に恐縮です

８時に収集車が来て、初めて今日が収集日である事を知ったというオバチャマ。
の手伝いでゴミを捨てに行ったにょきちを傷つけた事が気がかりで、スグにアパートに謝罪に来てくれたそうですが、その時間帯では私は出勤。にょきちは登校。
は空っぽです。
「早く謝りたい」と夕方私が戻ってくるのを確認してから、わざわざ訪ねてきてくれました。


オバチャマは本当ににょきちに対して頭を下げた。
「ごめんなさいね。知らなかったとはいえ・・・」

見習いたい光景でした。
大の大人が、小学生に対して「悪い事をした」と深々と頭を下げる姿。
子供に対して謝罪する時に、頭を下げる事を実際に出来る人が今の世の中どれ位いるんだろう。
にょきちはどう思ったかわかりませんが、私は「これがオトナだ！！」と感じてしまいました。



その後は「資源ゴミ」について聞いてみました。
持ち回りで掃除や見張りという手伝いが出来ないのに、ゴミを捨てるのは気が引けて・・・という私に対して
「当番でも出てこない人もいっぱいいるのよ。
でも、カン１本でもビン１本でも出してくれればそれが自治会のお金に代わる。
それは協力してくれる事と同じ話。
もし、今度「資源ゴミ」の日に捨てに行って何か言われたらウチに来てくださいね。
その時は全面的に協力させてもらいますから」
・・・・なんていい方なんでしょう

その上
「お嬢さんが”カンやビン”を一人で捨てに行くのが心細い時には、ウチの主人が付き添いますからに来て下さいね。６時前には起きていますから」
・・・・ありがとうございます



逆に私も深々と頭を下げさせて頂きました。
同じアパートに住んでいても、挨拶ひとつも返さない人さえいるのに、この温かみのある人柄。
仕事でもプライベートでも多くの人に助けられているなぁと感じた夕刻の出来事でした。