テーマ:旦那さんについて(2446)
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食卓に出したふりかけからその話が始まった。
ふりかけは瓶詰めで、ふりかけのラベルには「サルカニ合戦」のあらすじが載っていた。 登場人物(?)は、サルとカニとハチと臼であった。 あれ? なんか足りなくない? そうだ。牛のフンがいない。 牛の糞でつるっと滑ったサルの上に臼がどすんと落ちてくるというのが、サルカニ合戦だったような気がする。 にょきちと食事の際にそんな話をした。 彼が帰宅してから、その話をした。 「あれかなぁ。やっぱり食品だから”フン”って書かないのかな?衛生的に」 「そうかもしれんなぁ」 そんな出だしの会話だったと思う。 「でもさ、昔話にありがちな話だけど、これって集団リンチだよな」 と彼。 「サル一匹に対してとかハチとかみんなで懲らしめるんだろ?」 そうそう。 「この場合サルが元々の原因じゃん?」 と私。 「経緯はどうであれ、集団で一人に対して殴る蹴るの暴行をするのはリンチだべ? それはマズイべ」 「じゃあさ、サルが裁判所に訴えたらどうなると思う?」 ここで裁判員制度の話に流れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「サルがとか臼を相手に15年の求刑をしたとする」 そこでどう判断するか。 「が辛い時間を過ごした訳でしょ。で、復讐したい。懲らしめたいと思った原因から刑期を判断すると思う。 だってさ、親をサルに殺され孤児になった訳でしょ。が可哀想じゃん とそれに同情したその他の登場人物の心情を考慮すると、とか臼に15年は長い刑期だと思うよ?せめて10年位かなぁ・・・」 「確かにそれはそれだけど。ここで問題になる焦点はいかなる理由があったとしても、集団で暴行した事実だな。」 えー。それじゃとか可哀想じゃない? 「でも15年は長いから、13年位の刑期だな」 13年かぁ。 長いねぇ。 「だけどこれは集団暴行に対してだな。サルには親を殺したという事実がある」 おおー。そうだった。 それならば、子はサルに対して裁判所に訴える事が出来るだろう。 「集団暴行を受けた事に対しては被害者ではあるが、その前にサルは親を殺害した。よってサルは殺人罪で問われる事になる」 別件で刑を受けるって事か 「親を殺して、子は産まれてすぐに孤児になってしまった事実は大きい。 慰謝料だけでなく、大きくなるまでの養育費等の支払いもサルはするべきだ」 サルカニ合戦の話から裁判員になった。 しかも30分以上も「サルカニ合戦裁判」の話をしていた。 感情的になって話すケースの多い女性と客観的に判断できる男性。 女性と男性では脳の違いで見解が違うというが、まさにそんな事をふっと思ったひと時でした。 そしてその事実を客観的に判断する男性脳がちょっと羨ましく思った女性脳を持つ私。 子供の話や日々の出来事だけでなく、夫婦の間にこんな話が出来るというのは実に面白い。 これからも色々と話をしていける夫婦になりたいと思う私でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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