元ダンナと子供
今日は元ダンナと子供が5ヶ月ぶりに会う日である。子供の誕生日だから・・・。待ち合わせ場所のコンビニに時間のちょっと前に到着した私とにょきち。昨日の夜と朝の車の中で、帰りに私が手紙を渡すこと、そしてその手紙には結婚した事を書いたから余計な事は言わずに一日をめーいっぱい楽しんでくるようにと言ってある。そして、どうしても困って帰りたくなったらすぐに迎えに行くから連絡をよこすようにと言ってある。9時の待ち合わせ。待っているリミットは30分間だけ。果たして来るのだろうか・・・。30分過ぎたら「帰る」と言ってあるのが効いたのか、元ダンナは約束の時間より少々送れて到着。こうしてにょきちと元ダンナの一日がスタートした。にょきちが立ち去るのを確認してから、私も一度帰宅。彼とたろう嬢と共に、にょきちの誕生日プレゼントの自転車を探しに出かけた。昨夜、あまりにも今日の事が気になって眠れなかった。オナカも張り、頭痛もひどい。体調が優れない中、何件かお店を見て回った。「意外に自転車って高いねぇ・・・。2万とか軽く超えちゃうんだねぇ・・・」そんな事を言いながら回っていたが、やはり気になるのがにょきちの事。楽しくやっているだろうか。欲しいと言っていたものは買ってもらえたかな。何かトラブルになっていないかな。今までの昼食や夕食はマックとかコンビニのおにぎりが中心だった。”お金がないから”とそういう理由でファーストフードが中心だったそうだ。しかもにょきちは「いつも100円マックしかダメだって言うんだもん」と少々ご立腹になっている。でも今日は誕生日だ。年に一回の記念すべき日でもある。そこで”お金ないから”とまたファーストフードやおにぎりだったら・・・と思うとなんとなく切なく感じる。夕方の18時半にお迎えに行くと、にょきち達は既に到着していた。嬉しそうに包みを抱えて私の車に走ってきた。手紙をにょきちから元ダンナに渡してもらう。にょきちに「楽しかった?」と聞くと「楽しかったよー」と返事が返ってきた。それはよかった・・・・にょきちが欲しがっていたDSのソフトを買ってもらい、昼食は摂らなかったものの海浜公園でサイクリングをしてきたという。そして夕食に幸楽苑にてラーメンを食べたという。・・・・ラーメンですか別にラーメンが悪いとも幸楽苑が良くないとも言わないが、誕生日にラーメン・・・楽しかったと言うにょきちと無事に帰ってきた事に関して、ほっとしたと同時になんとなくうまく表現できないが、微妙に切なくなる私がいました。元ダンナがぱったりと来なくなってから5ヶ月。職場を変えたと言って名刺を渡してきた。40歳も過ぎて20年以上勤めた会社を辞めて転職したのは何か訳があるだろう。今回も運送業だそうだ。しかも役職はまた「所長」となっていた。以前の会社と仕事内容にどのような違いがあるかはわからない。もう私にはそれを聞く理由も何もない。帰り際に渡した手紙。きっと元ダンナは帰宅してから、酒を飲みつつ読むだろう。それを見て、何を思いどんな風に感じてくれるだろうか。