シラノ・ド・ベルジュラック
今朝新聞を読んでいてBS欄に目をやったらシラノ・ド・ベルジュラックの映画が放送されることを知った。シラノ・ド・ベルジュラックって鼻が以上に大きくてそれをコンプレックスに持っていた男性くらいの知識しかなかった私。舞台でも何度も上演しているし、見てみるか・・・と見たら素晴らしい映画でした。これ1990年の作品なんですね。シラノの口から発せられる愛の言葉のなんと美しいことか。フランス語なので、流れるような音楽のように言葉が流れていきます。一人の人間としては詩人であり、哲学者であり、剣客でありと多彩な才能の持ち主なのですが、大きな鼻の持ち主のため「恋には奥手」です。ひそかに恋焦がれる従妹のロクサーヌに思いを伝えられず、反対に彼女の恋の手助けをしてしまう。しかし・・・と、これって「オペラ座の怪人」に酷似してるじゃん。と思うシラノ=ファントム 鼻=顔ロクサーヌ=クリスティーヌ話の内容も置き換えると似通っている。違うのは最後の場面、シラノは死んでしまうが、ファントムは・・・?私って結局こういう作品がすきなのね。