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人間という仕事を与えられて どれくらいだ
ふさわしいだけの給料 もうらった気は少しもしない いつの間にかの思い違い 『仕事ではない』 解っていた それもどうやら手遅れ 仕事でしかなくなっていた 悲しいんじゃなくて 疲れただけ 休みをください 誰に言うつもりだろう 奪われたのは何だ 奪い取ったのは何だ 繰り替えして少しずつ 忘れたんだろうか 汚れちゃったのはどっちだ 世界か自分のほうか いずれにせよ その瞳は あけるべきなんだよ それが全て 気が狂うほど まともな日常 腹をすかせた抜け殻 動かないで えさを待って 誰かかまってくれないか しゃべらないで 思っているだけ 人間という仕事をクビになって どれくらいだ とりあえず汗ながして 努力をしたつもりでいただけ 思い出したんだ 色んな事を 向き合えるかな たくさんの眩しさと 美しくなんかなくて 優しくも出来なくて それでも呼吸がつづくことは 許されるだろうか その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて 当たり前だろう かくしてるから 気付かれないんだよ 夜と朝を なぞるだけの まともな日常 愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて 逃げ込んだ檻 その隙間から引きずり出してやる 汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ 構わないから その姿で 生きるべきなんだよ それも全て 気が狂うほど まともな日常 与えられて クビになって どれくらいだ 何してんだ 望んだんだ 選んだんだ 『仕事ではない』 解っていた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 20, 2005 06:31:57 AM
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