着物・和・時代（歴史）・香川のリンク集 ('-'*)

今日の夜10時前、車で子供の空手のお迎えに行った帰りのことなんですが…

道幅の狭い暗い道に二人の離れた人影。

いつもならこの時間に歩いている人はめったにいない。

なんとなく「？？？」と思っていたら

女の人が「止まって！」みたいな感じで手を挙げたので窓を開けた。

「警察呼んで下さい！」

「？！」

女の子は鼻血を出して泣いていた。

10メートルほど離れたところに男の人がいる。

どうする？？と思ったけど、とりあえず「乗りな！！」って後ろに乗せた。

子供も後ろに乗せてるし、全然知らない人を乗せるのはちょっと怖かったけど。

Uターンも出来ない場所だったので（車、蹴られんかな？）と、ちょっと心配しながらその男の人の横を通り抜けた。

（だって、その場所で警察呼ぶのが怖かったんだもん。）

通りすがりにちらっと見たら眼鏡をかけた短髪の普通の男の子。


「知り合い？」

泣きじゃくっている。

「…はい。」

私もどうしたらいいかわからないけど、とりあえず警察まで近い場所だったので送りながら話していた。

「家は近く？」

「…はい。」



「その辺で降ろしてくれたら歩いて行きます。」

「ええわー。もうすぐそこやけん、送っていくわ。」

内心、（もし痴話喧嘩で本人もそんなに大げさにしたくないかも？）と思ったが、乗せたものはもうどうしようもない。

（余計なお世話だったかな…でも、警察呼んでって言ってたし…。）




警察署に着いた。今まで行った事が無いので入り口がわからない。

明りが着いてるからたぶんあそこで行けるだろう。

「一緒に行こうか？」

「いえ…」





「家に電話しとく？」

「いえ」


（やっぱり、警察っちゅうのは大げさって思ってるのかな…。
このまま私は帰ったほうがいいのかな。）


「入り口どこですか？」

（これは、行く気ですかね？）

「ちょっと見てくるわ」

私が小走りで中に入り、子供も付いてきた。

若い警察官が対応してくれた。

「どうしましたか？」

「あの、子供を迎えに行った帰りに女の子が助けて下さいって…。」

で、女の子が入ってきた。

えーっ！裸足だったのねぇ～！


（やっぱ、痴話ゲンカかも…もしか、DV?）

私も事情を詳しく説明して住所とか聞かれるのかな？と思っていたら、


「ありがとうございました。」

「ありがとうございました。」

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えっ？！もう帰っていいんですかぁ～～～？

ま、いいけど。




子供に「もう一回、さっきの道、通ってみる？」って言ったら、

「イヤ！！！帰る！！！」って。

めちゃめちゃ怖かったらしく（そりゃそうだ。あたしも怖かったよ。）

可哀想だったので、なるだけ明るくおちゃらけた風に

「いや～あれはちょっと喧嘩しただけかもよー。警察に連れて行ってしもて、母ちゃんが大げさにしてしもたかなぁ～」なんて言いながら家に帰った。


子供にしたら絶対、怖いよねぇ～。


家に帰って夫にも話したけど、「警察ってそれでえんか？名前や住所とか、聞かんのやのー。もし、ストーカーとかやって、お前の車のナンバー覚えられとったらどうすんや。」とか言われたし。

それも怖いケド。