アンラッキーポイントカード。
大晦日に義親宅で、みんなでゲームしているとき、TVで放映していた『ドラえもん』。短篇中のひとつのおはなしで、タイトルのものがありました。いつもいつも運が悪いことをなげくのび太くんに、ドラえもんが貸してあげたアンラッキーポイントカード。不運なめにあえばあうほどポイントがたまり、好運と引き換えられる仕組みになっているそうで、のび太くんははりきって? へまやどじをしでかし生まれつきの不運(爆)もあってみるみるうちにポイントがたまり・・・ちょうどそのころ、世界をゆるがすニュースが・・・アナウンサー「・・・巨大隕石が地球をめざして直進しており、 直撃する可能性は99・99パーセント、 そうなったら地球は滅亡、まさにこの世の終わりです」恐怖と絶望に世界が震撼するなか、のび太くんのアンラッキーポイントは最高額となり・・・そして・・・奇跡が起こった。のび太くんのカードがポイントゼロになったとたん、地球にむかっていた巨大隕石は・・・アナウンサー「原因はわかりませんが巨大隕石の軌道は大きく反れました。地球は救われました。奇跡です。まさに奇跡・・・」1階でママとドラえもんが安堵のあまり抱き合って泣きむせんでいるころ、2階ののび太くんは、「ポイントがぜんぶ消えた。さあ、どんな大きなしあわせが起きるんだろう ! ? 」途中からオチがよめるおはなしでしたが、ああ・・・。しかし、「地球の存亡」と引き換えられるほどの不運の主って・・・、まるでマンガだ。一見よわよわしい? 外見ににあわずどんな不条理なめにあっても明るく前向きなのび太くんは、じつは信じられないほどタフで強い人なのかもしれない。そのしなやかなつよさは、みならわなくては。