在宅起訴。
バスケ部のキャプテンだった2年生が度重なる顧問の暴力でおいつめられて自ら命をたった大阪・桜宮高校の痛ましい事件。・・・例によって遅きに失した感はありますが、この元・顧問の先生が在宅起訴。桜宮高元教諭を在宅起訴=体罰問題、正式裁判に-大阪地検教諭ともあろうものが、『指導』と『体罰』と『暴力』の区別もつかないとは言語道断。驚いたことにこの元・先生、『スクール・ウォーズ』のモデルになった伏見工業の山口先生の娘婿なんですね。悲しくなります。お義父さまの、表面的な部分だけ真似してしまったんでしょうか・・・。許せない事件ではありますがこの元・先生も『体制』、現在のあまりに無責任な教育システムのいわば犠牲者な部分もありそうですね。無認可で「学生寮」を私的経営して保護者から寮費を徴収したり、公立校にして何10年も転勤もなく好き放題やっても学校側は目をつぶって知らん顔。・・・では、どうしたって専横な専制君主が出来上がってしまう。橋下さん(自身、もう当初の情熱? はうせて桜宮のトラブルに関心なくなってるようですが) がしゃしゃり出てきて騒がなければ、多感な若者が絶望して生命をたったことも学校サイドはうやむやに、ほとぼりがさめるまであたかも何事もなかったかのように隠ぺいしてもみけしたかもしれませんので、元・先生はご自身の身の不遇のほうを嘆いておられるかもしれない、橋下さんが騒いでマスコミに飛び火したとたん、ごまかしきれなくなったとみるや真っ先に攻撃の矢面にたたされる顧問の先生のみトカゲのシッポ切りよろしく懲戒免職にして「べー」とおっしゃるんだから教育委員会とはなんとも無責任な上に薄情な組織だこと。・・・氷山の一角で全国の小中高校で同様な不祥事が蔓延していないかと誰でもかんぐってしまう。進学や受験制度ばかりいじりまわすより、無法が横行して無責任きわまりないうえに問題解決能力が皆無な教育現場を今いちど、解体して浄化して再編成するべき時機到来していると感じます。むろん、非のない高校生が亡くなっている事実は変わらないので厳正な処分を望みますが・・・(想像するに、検察ががんばったとしてぎりぎり執行猶予? ?だとしても、民事訴訟で億単位の支払い命令は出てしかるべきだと思う)元・先生とそのご家族は元・先生の身柄拘束はまぬがれてもそれなりに厳しい世間の眼にさらされるのでしょうが、どうか天与の生命はだいじにして、亡くなった彼のことは忘れず心してしっかり生きていってほしいです。