まるでマンガ(駄)。
あるのかないのか、世論を騒がせたSTAP細胞。いまとなってはまぼろしのから騒ぎのようですが、発見者とされるうら若き女性研究者がおしゃれなメイクや巻き髪、アクセサリー、白衣にかわる割烹着、ピンクに塗った研究室の壁や「大好きなキャラクター」ムーミンのシールなんやかやで「女子力」をアピールしたあたり、あたかも理研が(研究法人機関としてはあるまじきことに)新人を華々しくデビューさせる芸能事務所そこのけに、アイドル「リケジョ」をつくりこんだ感じです・・・。このかたの実像なのか理研の「戦略」なのか部外者にはわかりませんが(実は両方?)まあついでにファッショナブルな割烹着やムーミンもみそをつけられた格好。往年のムーミンファン(笑)としては、なんともものがなしい。ところで。可笑しな偶然の一致というべきかどうか、コミックス中でムーミンご自身(笑)が「生命創造する夢の万能薬」 を発明していらっしゃる(笑)ことを、知る人ぞ知る(笑)。(ムーミンまんがシリーズ3 それいけムーミン・講談社・1970年)新聞記者の取材をうけるムーミン。このシャープな描線は、トーべ・ヤンソンさんの弟ラルスさんの作画と思われます。そして、新聞紙面を賑わす日がやってきました・・・。「生命に関する特効薬発見さる」このストーリー、残念ながら現在も入手できる筑摩書房刊のムーミン・コミックスには再録されていませんが、ムーミン・コミックス11巻にこれの前篇『魔法のカエルとおとぎの国』が載っています。ムーミンが発明した魔法の薬をおもちゃの人形にかけると、生命を得た人形が自在に動き出す。昔話の本にかかると、登場人物が全員出現して行動はじめる。まさに魔法の凄い薬! !そして特効薬発明が知られることになり、政府高官の知遇を得て政府の要請でムーミンは薬の開発と研究にはげむことになりますが・・・ノンノン「どうなった ムーミン」ムーミン「かんぺき! ただ薬がきかないだけだ」とってもマンガチックですが、あまりにも暗示的(ちょっとちがうか・・・)。人気ブログランキングへにほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村