またあえる日まで
10日未明、実父が永眠しました。救急外来に運ばれてから3時間、あまりにも思いがけない突然の別離となりました。家族、とりわけ最愛の孫たちにかこまれて、最期は眠るように安らかに。身内なのでおこがましいながら菩薩のようなきれいな表情でした。遠からず本格的な介護が始まる事を予期して部屋をバリアフリー化、ケアマネージャーさんに相談にのっていただいていた矢先のおわかれ。かつて母の闘病、祖父母の介護でともに苦労かさねてきただけに、子や孫への父のいたわり、思いやりだったのでしょうか。父の介護がすむまでは元気でいなくてはいけないできるだけのことはなんでもしてあげたいと念じていただけに、これで私の存在価値も無くなったなと痛感します。娘と息子も成人して、これからは自力で自らの人生を切り拓いていかねばならない時期。ぶじ葬儀も済ませ、悲しめる余裕があるだけ幸いともいえますが。かけがえのない父、みえないけれどいつか父のもとにゆくまで、今生ではずっとそばにいてくれると信じていたいです。生前お世話になった多くの皆様のご厚情に、深謝。