児童書は、あなどれない(^^)。
PHP研究所刊・『楽しい調べ学習シリーズ』。小学校高学年から中学生対象と思われますが、自然科学から政治経済、エコロジーやリサイクルまで、扱われる分野が多岐にわたります。お子さん向けに、いろんな体系やシステムを易しく解説してくださってるのでくたびれた(笑)中高年世代の勉強(笑)にも適しているかと、図書館で借りて少しずつ読んでいます。『少年法』も『知的財産権』も、日常生活の身近な問題でありながらわかっているようであまりわかっていない(じつは、ほとんど知らない(苦笑))ので、助かります。『少年院』は、未成年者にとっての『刑務所』に該当するのではなく矯正教育施設、つまり『教育』の一環なのですね。矯正施設に入る少年少女の『非行』や『犯罪行為』の原因を生育環境に斟酌するあたり、甘い解釈かもしれませんが、読者対象も小中学生なのでやむをえないのでしょう。(自分自身の『不幸』を無関係な誰かに害を加えるいいわけにしてはいけない。と、 本文のどこかで明言してほしかった。それでもここまで図解してくださっているのは秀逸。)当事者・関係者以外の一般的にはあまり知られていない被害者支援体制の説明もあります。・・・とはいえ、第二次大戦後まもない時期に、自分が生きるために盗みや非行せざるをえなかった不幸な子に適用された少年法が、70年以上経った21世紀現代にそぐわない面が少なくないことも一面事実であり、改正されるべき問題も頻出しているかと察せられます。さまざまな『知的財産権』、デザインの意匠権や不正競争防止法、たいせつな知識なのですが小中学校の授業では、まずめったにとりあげられることはなさそうです。その意味でも、わかりやすく貴重な企画(^^)。トシのせいで(笑)めっきりものおぼえがわるくなっているので(笑)じっくりくりかえし読んでいきたいですね。まるでおよばずながら、マネーリテラシーもちょっとは勉強しなくては。人気ブログランキング本・書籍ランキングにほんブログ村