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さるすべり123

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aki@ Re:星野神父葬儀ミサ(09/27) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
さるすべり123@ Re[1]:星野神父葬儀ミサ(09/27) 象さん123さんへ 書き込みありがとうご…
象さん123@ Re:星野神父葬儀ミサ(09/27) 素晴らしい神父様がおられたのですね。 生…
尾村匡昭@ Re:ルドビコ スーハン神父様追悼ミサ(02/06) スーハン神父さまのことが懐かしく思い出…
さるすべり123@ Re[1]:復活の金曜日(04/01) さるすべり9722さん >素敵な祭壇、あかる…
2009.10.10
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カテゴリ:カテゴリ未分類
講話のノートです。長いので2回にわけて紹介します。
ーーーー
今日皆さんがここに来るという時間を選んだ、来ることができた、時間も含めて、来る力が与えられたことに感謝しましょう。
このような集いでは、集まる人の3倍くらいの人が来ようと思って実現しなかったのです。体調、仕事、時間が押し迫る…などなど。皆さんはこういう時間を選ぶことができたー神様の大きな恵みではないかと思います。

現代という時代を考える
現代、私たちはどんなことを問題にしながら生きているのか、どんな時代を生きているか考えてみたいと思います。
多くの人が孤独というより孤立化している状況
孤独は、人間にとって大切なセンス。孤独を感じるのは当然のこと。むしろ孤独を全く感じずに1週間、1ヶ月を生きるというのはその人の生き方は健全でないと思います。
出会う友達、友達皆とエンジョイとハッピーだけで笑い転げて生きたというのは、どこかごまかした生き方、自分自身を麻痺させながら享楽的に嫌なことを全部のけてお互いが低いレベルで迎合しあっている世界、たこつぼみたいな世界の中で、言いたいことも言わないから孤独も感じない、つながっているということの安心感と安定感の中だけで喜んでいたということになるでしょう。
孤独というのは私たちの必修課題。健全に生きている、悩むことはありません。
けれども、孤立というのは、人間にとって大変痛ましい、危険なこと。
日本の自殺者の多さ、そのような人生終結の仕方を通して何かを語っているのではないか。交通事故死者よりも自殺者が2倍以上多い。20年以上前は同じくらい1万5千人くらいだったが、道路や車の安全性の向上や努力が積み重なって交通事故死者は8千人くらいに。車は増えても交通死者数は減少したのに、一方自殺者は倍の3万人を越えてしまっています。

社会から見捨てられたように感じる中でも、人の善意にふれることができたのは、この世の被造物は神からの愛が刻まれている、造られた時にしみこんでいるから。
世界が苦しみ、悲しみ、饑餓、貧困、破壊にかかわらず、美しいのは、愛で満たそうという神の配慮があるから愛で満たしたいという神の思いが根っこのところにあるから。
信仰をもつことによってこのようなものの見方を与えられ、何とかしなければ健全な世界ではないと感じながら、ネットなどで励ましをもらって生きている人もいます。

人間として生きるということをどんどん剥奪されていって、人間的に生きることができない追い詰められた状況、こんな自分でもなんか大きなことをやって死んでいこうという自暴自棄な気持ちでの大きな社会的事件。人間にはそういう傾向もある。人間を追い詰める社会は何なのでしょうか。
日本では一人前の人間と見なされるための条件が多すぎます。
一見皆がやりたい放題で好き勝手に生きているようにみえるが、禁止事項がたくさんあり、場合によっては罪、セクハラとされるかもしれません。禁止事項なんて嫌、自分の部屋にいる同じ状況を作りたい、周囲の人と関わりたくないというのが、外界を遮断するあのヘッドホン。
マニュアル的笑顔、愛想の良い対応を求められるー愛想が悪いと消費者に電話で文句を言われ、時給に影響してしまう。
生の対応、真実の対応ではなく、硬質のプラスチック的対応が学校でも会社でも一人前の条件として求められています。
マニュアル的笑顔、愛想の良い対応を求められるー愛想が悪いと消費者に電話で文句を言われ、時給に影響してしまう。
生の対応、真実の対応ではなく、硬質のプラスチック的対応が学校でも会社でも一人前の条件として求められています。

一方、イエスキリストは最後の晩餐の場面で、弟子たちを集め、人間が永遠に本当に生きていくために必要なことだけをお話になりました。
「私があなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい、これが私の掟である」。
互いに愛し合うとは、互いに好きになるということではありません。互いに大切にしあうということであり、自分自身もさまざまなマイナス感情(めんどくさい、暑い、つらい、疲れた、悲しい…)ももっている人間であり、いつもプラスチック的な対応はできないー人間のそういう奥まったところまでわかりあい,支え合いながら生きていきなさいというのがイエスの遺言。
私たち人間を人間として造ってくださった神様の、深いところにある願いです。





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Last updated  2009.10.11 09:56:50
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