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2010.06.06
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今 日は復活の真の意味を考えましょう。「復活」という出来事から私たちは何を受け取ったらよいのでしょうか。

復活という出来事が、単にイエスが復活しただけのことだったら、喜ばしい嬉しい出来事ではあるけど、自分と関係ない、外からみた別の世界のできごとでしかありません。人類がそういう出来事を2千年も祝ってきたのではありません。そんなことだったら世代を越えて続きません。私が外にいるのではなく、私もその中に一緒にいる状態。
復活を考える時大切なことは、私たちと同じ世界を共 有しているイエスが復活したことがキリスト教の基礎、人間観の基礎にあること。
イエスが素晴らしい活動をした、わけへだてなく人を愛した、辛い思いをして いる人を癒した、赦したというならば、それは徳の高い他宗教の人たちも似たようなことをやっています。だが、イエスが復活したということは、違う側面を持っ ているように思います。キリスト教の基礎、礎としてのイエスの復活の意味を考えてみたいのです。

フィリピ2.11−を読みます。 パ ウロが書いた手紙。ここで、「お互い同じ愛をいだいて心をひとつにして外にいる人にも愛を施しなさい」と言いました。前提にあるのは「キリストによる励まし、キ リストによる愛の慰め、聖霊の交わり」キリストによる慈しみや憐れみの心が与えられていること。大切なのはこれらが与えられているという前提。前 半2行を抜かせば、努力して、みんな仲良くしましょうねという何処でもある話。学校、町内会での「みんな仲良くしようね」は、エンジン、ガソリンも与えられなくて、これから少しずつガソリンを作ろ う、少しずつガソリンも入れてちゃんとしようね、というもの。原動力、ガソリンがあってエンジンがある、すべて神様から与えられ ている、だから使おうよねということ。良い車を買っても、何年も車庫に入れたままでは動かなくなってしまうから使おうねというのがキ リスト教の考え方。


ここに書かれたフィリピの教会が、逆に利己心、高ぶり、自分のことだけを考えていたから、パウロは手紙を書き送りました。今の教会の有様も同じこと。もしパウロが21世紀に生きていたら、日本の教会にも「○○への手紙」 なんて書いたかも(笑)

「キリストは神の身分でありながら、へりくだって十字架の死に至るまで従順であった。神はキリストを高く上げ…」この部分は聖 書の中のもっとも古い復活の証言。イエスの復活直後から当時共同体で歌われていた賛歌。パウロはそれを引用しました。神の意志、神の計画、神の心 と父なる神は一体。万物の造り主は人間にその心を伝えようとしました。どういう存在によっていのちが与えられ、生かされているか、知りつつ生きること を人間にとっては大切なことだと神様は考えました。サンマが孵化しても神様のおかげとサンマが知っている必要はない。生物として体験的に知っているというのは 別として、神学的に言うならば、サンマには自由がないから。サンマがは自由に泳いでいるように見えるが、餌を探し食べ、大きな魚に襲われたら逃げ、子孫を 残すだけ。人間だけが自由を罪のために使うことができるので、サンマ以下の生き方となってしまう。それが手紙にあった何事も利己心や虚栄心からし かしなくなる、相手を自分より劣った者と見下す。だから神様はあなたに自分にいのちを授けたのがどういう存在か、分かって欲しいと望みました。預言者たち を遣わして神の心を伝えようとしたが駄目だった。人間は人間に出会った時、一番わかるから、神がしもべ、人間の身分になった。自分の意志を人間として送っ た。人間として一緒に生き、この世界を生きてくれることを共有してくれることで人間はわかってくれるだろうと神様は思った。殺されることになったがその死 を甘んじて受けまいsた。これがイエスキリストがこの世に現れた次第。復活祭は、いわばキリスト教創始者がいじめ抜かれ殺されたが復活、それを祝う華や かな側面をもっている.イエスは特別、イエスからつながっているから私たちも大丈夫。これはイエスの意志と違います。「何事も利己心や虚栄心ではなく、 互いに相手を自分より優れたもの…」というのに、キリスト教、カトリックは素晴らしいと思う優越感が出てきてしまう。もちろん良いと思うのは当たり前だけど、 そこに溝をつくってしまうのが人間の性。

復活の主日で歌われた答唱詩編は「恵み深い神に感謝せよ、その憐れみは永遠。イスラエルよ叫べ。神の慈し みはたえることがない。」これが復活の中心のテーマです。イスラエルとは旧約の時代は特定の民族をさしていたが、神の民、神のお造りなっ た全人類をさす。イエスキリストを通して旧約聖書を読むのがキリスト信者。永遠の都エルサレム、これも地上のある場所を指していません。「家造り の捨てた石」、これがイエスキリスト。神の右手は神の力を表す。イエスは神の心を現しているのに、当時の人々には全くそうはみえなかった。イスラエルの人 々には、排斥されている罪人、娼婦、徴税人などをイエスがなぜ大切にするのかわからなかった。イエスも捨てられた。その捨てられた石が神の家を造る礎と なった。全体をとおして『神の憐れみは永遠』なぜ永遠なのか。十字架で最後に祈った祈り、自分を捨てた家造りの人達をあわれんでください。家造りのために も復活した。そこに深い憐れみがあります。憐れみに焦点をあわせると、憐れみの2重の意味がみえてきます。

イエスと弟子達の間にみえてくる憐れみ、父なる神とイエスの間にみえてくるあわれみ。私たちは弟子達、のちに使徒と呼ばれる人たちを特別な存在とみてしまいがちです。聖書を読むと皆さんお一 人一人を代表してイエスの前に現れた人たちとして描かれています.イエスが十字架で亡くなるまでの弟子達の姿は私たちとかわりません。自分の長男を総理大 臣、次男を官房長官にしてくれと言ってきたゼベダイの母。それを聞いた他の弟子達が、自分の方が偉いのにとざわめきました。それが最後の晩餐寸前の話.ペ テロはイエスに私を知らないと3度言うだろうと言われた時、何があっても、たとえ殺されてもそんなことはない、他の11人が離れても自分だけは絶対に言わ ないと答えました。

その表す人間像は、塵からとられた人間。塵とは、はかないもの。それだけでは何の価値もない存在。塵からとられた人間が表している のは、罪深さ。自分のことしか考えない傾向。

その弟子達がイエスの逮捕後、どうなったか。皆逃げた。エルサレム市内、鍵をかけて隠れていた弟子 達。なぜ戸や窓に鍵をかけていたか、二つの理由がある。一つは見つかるとイエスのように処罰される心配。聖書学者が強調するのはもう一つの理由。霊となっ たイエスが裏切った自分たちを呪ってひどい目に遭わせるかもしれない。弟子達はそれを怖れていた。エマオへ逃げた弟子達もいた。弟子は12人だけでなく、 もっと大勢いて、弟子達はちりぢりになった。そういう弟子達のところにイエスは現れた。時間空間をこえてたくさんの人たちに同時にイエスは現れた。エマオ の弟子達は、自分が逃げてきたエルサレムへ鍵をかけて集まっている部屋へ戻った。イエスは「あなたがたに平和があるように」とイエスはおっしゃった。弟子 達が一番怖れていたのはイエスに咎められることだったが、イエスはまったく弟子達を責める気持ちはなかった。生前のイエスと旅をしていて弟子達 は、塵からとられた人間の姿。復活したイエスと出会って、鼻からいのちをふきこんでもらった生きる者となった姿を示すようになった。塵からとられ た人間が鼻から命をふきこんでもらったのは何万年も昔の話でなく、お母さんの胎内に宿る全ての人のこと。復活という出来事をとおして、イエスがも う一度生きるようになったことによって、弟子達も、逃げていく生き方ではなく、もう一度生きるようになった。弟子達が本来的な目的に向かって生きる者と なった。人間の創造が完成された。これを金魚鉢の中の話にしてしまうと自分と関係ない話になってしまいます。

後半に続きます。 






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Last updated  2010.06.23 20:00:31
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