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社会人生涯学習講座でのH神父様の今年度最後の講座がありました。その時、心に残った言葉をまとめたものです。
ルツ記のまとめ ルツは、自分が嫁として生きる使命を生きた。当時の家の血筋を守るのが大事という思いからの姑のいいつけに従って、夜這い。 聖書の他の箇所にはない、ボアズの紳士的行動。電話もない時代、門のところで親類を待ち、長老に証人になってもらう正式な話を経てルツを妻とするボアズの誠実さ。 自分の息子の子ではない、モアブ人の嫁ルツの息子の誕生を心底喜ぶナオミ。 飢饉にみまわれ、モアブへ一家で移住したナオミ。夫を失い、二人の息子を失い、ふるさとへ帰ったナオミは、ナオミ(悦び)という自分の名前で呼ばれることさえ嫌というほどうちひしがれていた。 ナオミは、ベツレヘムの裕福な夫のもとへ嫁いだ当初、思い描いていた幸せは実現しなかったが、自分の息子の子ではない孫を抱き、傷だらけのままで得た幸せを喜べるように変えられた。 短いルツ記の最後には、4代後、100年後にダビデへとつながることが書かれている。 100年後。 私たちは近視眼的にしか見えないので100年後の祝福は見えない。 失意の嘆き悲しみの中でも日々の生活を大切に送る。その中で私たちは変えられていく。 マザーテレサは聖テレーズから名前をもらった。小さく弱い者だからこそ神の愛に飛び込んだ聖テレーズ.観想修道会の中で、修道院から一歩も出ずに24歳で結核により亡くなった聖テレーズ。彼女の夢は宣教だった。長い航海で東洋へ宣教した聖フランシスコザビエルと並び、宣教の保護者となっている。マザーテレサは、インドカルカッタで路上で行き倒れた人を、死を待つ人の家へ運び、人間らしい手当を受けて死を迎え、その人の宗教にそって葬儀を行うようにした。マザーテレサが亡くなったのは聖テレーズ生誕100周年。100年を単位をして見ると神様の祝福が見えてくる。 今日本は昨年の大震災、原発事故、不景気で苦しんでいる。キリスト者として視線を100年後にうつし、日々の日常生活を大切に生きていきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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