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ミラノ外国宣教会、東京教区の事務局長、岡田大司教の秘書役として活躍されたチェレスティーの神父さまが帰天されました。
通夜式は20日、復活祭の夜立川教会にて。告別式と葬儀ミサはカテドラルにて21日に執り行われます。 東京教区からの訃報お知らせ チェレさんと呼ばれ、親しみやすい優しい神父様でした。 禅に造詣が深く、禅を取り入れた個人的な日帰り黙想会に参加させていただいたことがあります。司教館内で椅子に座っての禅、ゆっくり歩きながらの禅。 チェレスティーノ神父様のお話 聖霊の息吹をどのように意識して、導かれるままに自分の身を任せて生きることが出来るでしょうか。祈りは賛美、感謝、願い、反省であっても必ず「ことば」による祈りでなくても良いでしょう。時々そよ風の音を聞くかのように聖霊の呼吸に心を向けて、インスピレーション(文字通りの意味は吸い込む)を受けても良いです。私が日本で学んだ大事なものの一つは坐禅です。北秋川の山奥にある、イエズス会の愛宮神父が造ったカトリック禅道場「神冥窟」を訪ねて坐禅を学んだとき、「呼吸を見なさい」と言われました。静かに座って、なにも考えないで無我状態になるために工夫が必要です。自分の内を見つめながら自然に息をすることに注意します。入ってくる空気、出ていく空気を見るかのように、息一つ一つに注意します。最初はこれは体操の一種で、祈りと関係はないと疑いましたが、長い時間これを繰り返している内に不思議に心が落ち着いて、色々な考え雑念が消えていきました。自分の外のことを忘れ、体のことも忘れ、「息ている=生きている」ということを感じて、存在そのものに触れたような気がしました。神の息吹、神の命に包まれているという平穏と喜びが、その後も坐禅の道を深めるきっかけとなりました。 黙想会ではご出身地のワインが最近有名になったと喜んでいらっしゃっていて、地元のワインを使用してのミサでした。 お酒が好きな神父様でしたが、60歳。神様のもとへ帰られるには早すぎました。 どうぞお祈りください。 チェレスティーノ神父様のホームページ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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