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先日、体調悪く、めまいやふらつきがあったので病院に行った。
そこでは、脳を5mm間隔で輪切りにして映し出すという検査を 行ったのだが、生まれて初めて、自分の輪切りになった脳を見た。 正直なところそんなものを見たくはなかったのだが。 頭の形というのは、意外とでこぼこして、いびつにゆがんで いる。 気のせいか左右均等ではなく、右脳か左脳かどちらかが異常 にふくらでいるように見えた。 さらにショックだったのは、医師から、「お酒をよく飲むでしょう。」 と言われ、前頭葉に多少の萎縮が見られますね。だそうだ。 「学生時代、体育会の飲みをやってずいぶん倒れました。」 と答えたら、その形跡が残っているのだそうだ。(本当かいな?) 脳という器官は最ももろいもので、外部からの衝撃やアルコールでも細胞が大量に破壊されるのだそうだ。 例えば、子供を叱って頭を叩くとすると、一叩きで脳細胞を何万と殺すことになり教師や親が子供の頭を叩くということは、子供をバカにしているのと同じことなのである。ボクシングをやろうと思ったこともあったのだが、あれは、頭を殴るという意味で恐ろしく脳細胞を破壊しているのである。 自分がバカなのは、酒の飲み過ぎによる脳の萎縮によるものか。アルコール性痴呆なんだなと妙に納得したのだが、 自分の思考、感情、喜怒哀楽、夢、理性など、全てがこのちっぽけな臓器によっているものか、と思うと人間なんてはかないものよなあ。と達観した気分になった。 「一度破壊された私の前頭葉どうにかなりませんかねえ。」と質問したら、「普段の生活がリハビリになっているんだよ。脳細胞は日に日に死んでいっているんだけど頭を使うことで脳は発達もする。まあ、それが追いつかないこともあるんだけどね。」 とあっさり。 私の体は異常なしだったのだが、自分のちっぽけのな脳味噌を見て、複雑な気持ちになったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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