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テーマ:本のある暮らし(3300)
カテゴリ:日記
本を読む人なら、必ずどこかで目にされていると思います。
亡くなられていた事さえ知りませんでした。ご冥福をお祈りいたします。 武部本一郎展:東京で“SFアートの父”回顧 原画や遺品など420点初公開 /千葉 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000120-mailo-l12 9月12日14時0分配信 毎日新聞 ◇エキゾチックで幻想的--君津の子息、嗣郎さん「たくさんのファンに感謝」 エキゾチックで、繊細な抒情性にあふれた絵でヒロインを描き“SFアートの父”として支持された画家、武部本一郎さん(1914~80年)の原画などを展示した「紙芝居からSFアートまで~武部本一郎展」が30日まで、東京文京区の弥生美術館で開かれている。武部本一郎さんは君津市内の坂田クリニック院長、武部嗣郎さん(62)の父親で、嗣郎さんは没後27年で初めて開かれた回顧展に「たくさんの人が父の作品に親しみを感じていただき感激した」と話している。 祖父、父と日本画家だった本一郎さんは46年9月の第1回行動美術展に「裏町」を出品し初入選。その後も数多くの賞を受賞した洋画家だった。しかし、収入は少なく、展覧会に出品するのに新しいカンバスを買うことができず、描いたカンバスの上から新しい絵を描いて出品するなど生活苦が続いたという。 生活費を得るため、当時流行していた紙芝居を手がけたところ、一躍人気、挿絵画家になった。その後、上京して動物、花などの絵本のイラスト、貸本文庫の絵物語、偉人伝などの児童図書の世界で活躍。「ガラスのうさぎ」「あかずきん」「桃太郎」など児童書の表紙、口絵、挿絵なども数多く描いた。 さらに65年に「火星シリーズ」の表紙を描き、大きな反響を呼んだ。SF小説「火星のプリンセス」のカバー絵、口絵、挿絵を手がけ、美しいヒロインとヒーロー、そして奔放なイマジネーションによって新境地を開拓。以後数多くのSFアートを手がけ、「金星シリーズ」「地底世界シリーズ」「ターザン・シリーズ」「コナン・シリーズ」など洗練された筆致、写実的なようで幻想的な絵筆で、日本SFアート界の第一人者となり、80年に肺がんで66歳で亡くなるまで生涯に手がけた単行本、絵本、装画、SFなど1700冊以上の作品を世に送り出した。 同展は家族が保存していた武部さんが描いた絵や本の表紙、挿絵、口絵の元になった原画のほか、当時の単行本、紙芝居。絶筆となり、死後出版された「山から声が降ってくる」の表紙と下絵も展示している。使用した絵筆、絵の具、ナイフ、画材などの遺品も合わせ約420点を初公開した。 9日美術館を訪れた嗣郎さんは「改めて見て、親父の絵は素晴らしい。非常に筆がはやく、私たちが寝た後の夜中に仕事をしていたが、朝になると作品になっていた」と振り返る。また、「死後30年近くなるのに、たくさんのファンが美術館に足を運んでくれて感謝しています」と、ひとつ一つの作品を懐かしそうに見つめていた。 同美術館(電話03・3812・0012)。地下鉄千代田線根津駅、同南北線東大前駅から徒歩8分の東大弥生門前。【児玉賢二】 9月12日朝刊 最終更新:9月12日14時0分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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