カーテンをあけてふと見ると、
昔大ブレークした初期の
ロボットもどきのファービーが
まぶたを閉じていた。
今では二足歩行だの人工知能
だのを搭載し、何年後にアトム
を作るという具体的な目標年数
も強ち非現実的ではなくなって
きている。でも、数年前はこの
数個のセンサーのついた
しゃべり、単純な動きをするだけ
のおもちゃで、我々は擬人化し
ていた。
今は、環境破壊等で、人間の
存続さえ危ぶまれているのに
従順なこのロボットが映画のように突然目を開き
動く日が来るのを夢見ている。
でも、あっしは200年もの長き歴史が作り上げた
人間の持っている力だけで、より速く遠くへ移動する馬
である「自転車」にまたがり今日も頑張るのであった。