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今日は運動会の予定であったが、雨で中止。
学校は休みにならず、平常授業。 1時間目は道徳。今日は「増えた塩ます」という教材。 責任を果たすことについてクラスの生徒とあれこれ話す。 職員室で携帯電話を確認すると、病院から留守電。 父の様態がよくないとのこと。 母に連絡を取って、後の授業のお願いをしてタクシーで学校に向かう。 父は個室にいた。 苦しそうな呼吸。熱もあるらしい。 腸にできた腫瘍から細菌に感染しているためだと主治医から告げられた。 鼻にいれたチューブからどす黒い液体が流れ出る。 胃からの出血がたまったもの。 それが出てからは、少し呼吸が穏やかになった。 「親父!」と呼びかけると「大変だ~」と返答があった。 2,3日が峠らしい。 覚悟は決めなければならない。 今年小学校4年生になる、我が子が生まれたとき、「ああ、順番なんだな」と悟った。 父を見ていると、「これも順番なんだな」と思う。 ぽっくりとあの世に逝きたいという人がいるが、それは自分本位ではないかと思う。 残された家族は死を受け入れるまでに長い時間を必要とする。 がんで死ぬのも悪くはないと思う。 自分も、家族も覚悟を決める時間があるから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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