2010,11,17 on the rail~下は隠れたGスポット~の巻。。。
きっと君は来ない posted by ...(C)koro 決まってこの時期になると 必然的にでもあれば偶然的な事もたまにはあるが お酒を頂く機会が、一年のうちでもっとも多くなる約2ヶ月間。。。 たまには夜明けの凛とした冷たく冷えた海で サーファーとしてのアイデンティティを確認すべく旅に出る妄想も 沸々と湧き上がるのも お酒の加勢によるものだろうが、 そんな海で日頃溜め込んだ浮世の垢を洗い流し終えると 今度は再びネオンの快楽への欲望もムクムクともたげてくるのだから きりがない。。。 輪廻転生だ。。。 そんな独り言をほざきながら Aフレームへの期待と欲望をどの板で満たそうかなどと、 さらに妄想を膨らませてみる。。。 日頃一直線に近い波ばっかりやってるものだから いつものチョイスはより早くカッ飛んでいく板になるのだが 時々やってくるAの波は上に下に味わいたいものだ。。。 特に『下』。。。 下にこだわりたい。。。 上にこだわるのはごくごく限られた研ぎ澄まされたコンペティターに お任せするとして 下は意外と隠れた快感スポットなのだから。。。 冬の気圧配置により 大荒れに荒れる北の海岸線。 そんな冬将軍も一週間に一度は カムチャッカの方まで旅に出る。 そんな頃には遙か遠くHAWAIIにまで 冬将軍のBIGなウネリが届いてるのであろう。。。 そして次の北風小僧がやってくるまでの数日間は 我々の北の海岸線では 穏やかな日差しが差し込みほんのひと時の安らぎの日がやってくる。 真っ白に荒れ狂った海面も落ち着き まとまったうねりと成り、 岬を回りこむ頃にはまるでヴェールを纏ったかのような Aフレームとなって浜に姿を見せてくれる。 誰も居ない。 こんな自由な空間はここじゃなければ おそらく天国でしかないのだろうと 何度か自分で自分の頬をつねってみる。。。 マンガの世界でしかこんな行為はしないのだろうと思ってたが じっさい頬に痛みを感じる自分がここに居た。。。 こんな自由をじっくり味わうために 僕は古臭いデザインのサーフボードをチョイスした。 スケッグも一本しか付いてなくてシンプル。。。 シンプルがベストかどうかは解らないが 波とのコミュニケーションを図るには よりシンプルなものがいいのだと無意識に感じたのだ。。。 いや、そう決め付けたと言った方がイイのかもしれないが。。。 岬を回りこむ波は 時折自分の身長を越える高さがあるが 1点の曇りも無いと言うか 海面がオイルコーティングされてるかのような ヌメヌメっとした・・・いやツルツル・・・って言うのが正解か、 クリーンで気持ちがいい。。。 うねりにあわせて板を発進させる。 足先、テール、センター・・・と 追いついてくる波の力を感じる頃には 手で掻く自分の力無しで、ありえないぐらいの速度が出ている。 しばらくそんな状態を腹ばいのままで、 波に乗らなければ確実に見ることが出来ない景色を 目線を右に左にしながら楽しむ。 そこから更にスピードが増す頃には 右側のレイルを使うべく少し傾けつつ スッと立ち上がる。 そして前足をグッと踏み込むとスッコーーンと上から下に向かって 一気に加速していく。。。 一本しかない少し大きめのスケッグが 波の下(ボトム)のほうでググッと水を捕らえると 何ともいえないドライヴ感、、、 グライド感を伴って海面を滑っていく。 波の中腹を切り刻む乗り方はしなくていい。 難しい事する必要なんて無いんだ、 何といっても自由な気持ちが最優先。 ただそれだけでいい。。。 波が言うがままに下に降りればいい。 そしてレイルをゆっくり波に引っ掛けてやれば 波は自由な気分をさらに気持ちよくさせてくれる。。。 意外と 上(トップ)の方も気持ちよかったりもする。 意外と クルリと回ってくれるのだ。 ボトムターン・トップターン。そしてカットバック。。。 この3つあれば波乗りは楽しめるんだって 板が教えてくれてるような気すらした。。。 古臭くて 一本しかスケッグないけど 何故か素直に『楽しめる』って言える。。。 シンプルがベストかどうかは解らないが 『シンプル』が『楽しい』に比例してる気がしたのは 確実だった。。。 さ!そんな楽しいの持って出かけるとすっかな。。。 ん?ネオンの海だっけ??tanqueray No.TEN posted by ...(C)koro さー妄想もここまでくれば基地外だ。。。 JJAZZ-NETももう5回はローテーションしてるし・・・(笑) そろそろ寝よう。。。 ではでは、、、またね(^ー゚)ノ