さしの部屋

父、78歳、かな。もう近年はボロボロなのですが、いまだに仕事をしています。
兄が責任者の所の管理人みたいな仕事。もうさ、強すぎて、誰も止められないというか、
私も母も、兄に、ちゃんと親父を辞めさせないともうやばいよと
伝え続けている。もちろん、私たちも親父に言うが、怒鳴り散らすだけで。
だいたい、父の仕事とは関係ないのに、母も私も手伝っていて、
というのも、毎日行くことぐらいしかできず、スマホも触ったことがない人だし、
１人では何もできていない、昔から。

まあ、家の中でもやばい事ばかり。まあ、これはかなり昔からなので、ボケではなく、
性格のせいかもしれないけれど。

今日ね、家での父の唯一の役割は、ゴミ捨てなんです。
ベランダの所とかに、家族はゴミ出しするので、ゴミ出しの日、
それを玄関の所に持って行くというの。
これはこれで大変で、母はこだわりが強いから、私が代わりに対応するのも問題なんですよね。
何曜日の何時ごろには的なこだわりがあります。

今日さ、明日が燃えないゴミの日だったから、母がまとめたゴミを
親父にこれ持って行って言ったんです。父は玄関の近くの部屋だというのもある。

親父耳も遠くなってきているから、聞こえなかったみたいで、
今度は、母がかなりの大声で、「だから、これ持って行って！明日ゴミ。」
みたいな感じで叫んだんです。私もいたたまれなくなって、思わず、
上の階の自室に行っちゃった、で、聞こえてくるのが、

父「そうかゴミか。」
母「これ持って行って。」
父「これだけか。」（この発言は、明日が燃えないゴミの日だという事が理解できていないから）
母「燃えないゴミが少ないと何か問題？」
父「ああ、すみません、すみません。」（ムカつくよね）
母「何なのよ、バカー。バカー。」
という感じのやり取り。

リビングに戻って、母に言ったんです。ボケているだけだから、バカとは違うよと。
まあ、母の感覚としては還暦ぐらいの年齢から、父のやることはひどいことがかりで、
ボケているというよりも、バカに感じるのでしょう。

その後、母が言っていたけど、近年困っているのは、よく老人がやっている、
そんなの必要ないのに、ビニール袋をスーパーでもらってきちゃって大量に詰め込む行為。
今日は、ゴミ箱のあんまり入っていないゴミに関して。もちろん、ゴミ箱にセットしている
袋を、ゴミ捨て前に取り出せばいいのに、明日は燃えるゴミでもないのに、
細かくいちいち出して、スーパーのビニールに詰め替えるんですって。
それに関しても母、激怒中の激怒ですよ。そりゃそうだ。

でもさ、母もどうしても理解してくれない。父は、昔からそんな感じでバカかもしれないけど、
今となっては、もうボケてきているんだから、仕方ないのよ。
バカと言っても通じないのよ。どうしたもんかね。