カテゴリ:Oの人生論
朝のワイドショーを見ていたら、 「米が高い」という話をしていた。 5キロ3000円を超えているということは、 キロ当たり600円以上。 安いときには、 スーパーではキロ300円くらいで売っていたので、 それを基準にすれば確かに高い。 しかし、 農家からすれば、 やればやるほど赤字になる値段だ。 経済的な面から言えば、 やっている意味がない。 「もう機械が故障したらやめだ」 ぼくのまわりでは、 そういう50代60代がほとんど。 親から引き継いだ田んぼがあって、 高いお金を出して購入した機械もあるし、 とりあえずは続けるかというのが本音。 新しい機械を買うとか、 修理をしてまではやらない。 自分の子どもに継がせる気はまるでない。 若い人たちは、 田んぼへ足を運ぶこともないので、 自分の家の田んぼがどこにあるかも知らない。 親が亡くなれば放置され、 雑草に覆われている田んぼが増えている。 我が家は、 去年、半反(500㎡くらい)の田んぼで米を作り、 2俵ほど(約120キロ)収穫した。 これで我が家で食べる分は十分にまかなえる。 大変な思いをして、 ほかの人が食べる分まで作らなくていいやとなってしまう。 今の農業は骨折り損のくたびれ儲け。 やる気がなくなっても仕方がない。 このままでは、 日本人の食糧はどうなってしまうのかと心配になってくる。 生産者と消費者はもちつもたれつの関係だ。 今の米作は、 生産者にばかり負担がかかっている。 米を作って、 みんなに「おいしい」と喜んでもらって、 経済的にも成り立っていく。 そんな仕組みを作らないと、 飢餓の時代が当たり前のようにやってくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年10月31日 12時44分46秒
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