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イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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2024年11月06日
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カテゴリ:Oの人生論


坐骨神経痛が出て一週間になる。
おかげさまで、ずいぶんと楽になってきた。
痛いのは、朝起きたときだけ。
起きてすぐにトイレへ行く。
歩き始めは「今朝はいいな」と安心するのだが、
数歩進むと、「うっ」とうなる。
不快な痛みが、左腰から左の太もも(裏側)にかけて走り出すのだ。

一週間、坐骨神経痛という「病気」を体験した思った。
妻も娘も、ずいぶんといたわってくれる。
力仕事は免除される。

よく「病気には苦痛が伴うけれども、得することもあるよ」と聞かされてきた。

そうだなと思う。
子どものころ、
風邪をひいて熱を出すと、
学校は休めるし、
母親はやさしいし、
普段は食べられないようなおいしいものがもらえてりする。
ぼくが小さいころのおいしいものと言えば、バナナだったな。
シュークリームでも出てきたら、
もう苦痛などどこかへ飛んでいった。

病気は悪いものだと決めつけているけれども、
別の側面もあるということだ。

ある心理療法の先生がおっしゃっていた。

男性のがん患者さん。
セッションを受けているうち、
こんなことを言い出したそうだ。

「ぼくはがんになってホッとしてます」
「どうしてですか?」
「保険がおりますから。
これで家族に経済的な苦労をかけずにすみます」
彼は、
子どものころから、
親に
「お前は男なのだから、がんばって稼いで家族を養わないといけない」
と言われ続けてきた。

その言葉がずっと頭から離れなかった。
しかし、今の自分は安月給だ。
妻はパートに出ている。
子どもたちにも不自由な思いをさせている。
そのことが、彼の罪悪感だった。
ずっと、自分の不甲斐なさを責めてきたのだ。
その苦しみから脱したくて仕方なかった。

だから、
がんになってホッとしている。
保険金が入れば、
家族に経済的な苦労をかけなくてすむから。

切ない。

人の心を深く掘り下げていくと、
病気にはこういう側面があるということだ。

ぼくの病気は大したものではないが、
けっこう疲れていたのだと思う。
少し休みたいというのがぼくの本心だったのだ。
妻も娘たちもがんばっているし、
ぼくだけが「疲れた」と言っていられなかった。

「男なのだから」という意識がぼくにもある。

だから、
体はぼくの弱い部分に痛みを出してくれた。

腰が痛かったから、
堂々と休むことができた。

「疲れたから休む」という潔さがあったら、
坐骨神経痛にはならなかったかもしれない。

今日の中日新聞の占い欄。
めったに見ないのだけれども、
今朝は気になって読んでみた。

さる年 逆運かえって吉運へと転ずる。困難から得る事多し






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Last updated  2024年11月06日 10時54分53秒
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