三度の飯より音楽三昧

うーむしまった。一週間も更新してないうちにネタが溜まりすぎた。
ここんとこで「やっぱいいわこれ～」と思ったのが５～６枚ぐらい。

今日はその中から、小曽根真の「PANDORA」を書きます。
これだけ暑いと、ピアノの音色を聴きながらビールでも一つ
って気分になるもんね。

小曽根真はキャリア２０年ほどのジャズピアニスト。
いろいろ有名な人に弟子入りしたり競演したりしてるんだけど、
その辺は割愛しておきます。ただ、かなり凄い人です。

そんでこの「PANDORA」は共演者が俺のフェイバリット。
ベースのJames Genus って人が、俺の「敬愛するベーシスト１０選」
に見事入ってる。この人エレキもウッドも両方弾く人で
このアルバムではウッドしか弾かないんだけど、俺はエレキの方が好き。
超絶なグルーヴと音自体のかっこよさ、ごつい体格と人の良さそうな
笑顔が特徴の黒人ベーシストだ。この人も超売れっ子だ。

さて、マニアックな話はここまで。

冒頭で言ったとおり、涼しげな曲も結構多い。
ボサノバ調の曲もあったりして和む。やっぱいいよね、ボサノバ。
沖縄民謡とかもそうだけどさ、暑いときに聴くと気分が穏やかになるよね。

あとピアノの音色ってのもポイントだね。
ピアノの音って暑いときに聴くと涼しげで、
寒いときに聴くと温もりがあって、大好きだ。
ピアノが生まれた時代当時、「魔法の楽器」と呼ばれたそうだけど
それもうなずけるってもんだ。

ちなみにピアノの本来の名前は「ピアノフォルテ」
日本語で言うと「強弱」って意味になる。
この当時鍵盤楽器にはチェンバロってのがあったんだけど、
構造上それは強弱をつけることが出来なかった。
そこで出てきた楽器が強弱をつけて演奏することができたので、
「ピアノフォルテ」と名づけられ、「ピアノ」と呼ばれるようになったのだ。
今でも正式名称を書くときは「アコースティック ピアノフォルテ」の略で
「Apf」とか書く。

そうして出てきたピアノは、音域がオーケストラをカバーできるほど広く
強弱をつけた起伏のある演奏ができ、一つの音が指一本で鳴らせるという
演奏性の高さから「魔法の楽器」と呼ばれた。と思う。この辺は俺の想像。


ごめん結局すげーマニアックになっちゃった。

とにかく、クールでホットなピアノトリオです。
俺の能書きは良いから、とりあえず聴いてみよう。