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のっけから出鼻をくじく様だけど、これは音楽じゃない。
まあ一応リズム(重苦しい)が鳴っている上でMCが言葉を出すので、 ヒップホップに分類されているのもうなずける。 だけど、MCはリズムを半分無視してメッセージを出し続ける。 メロディに至ってはアルバム全体で1割も歌ってないだろうね。 サウンドは重苦しくて決して楽しいものではないけれど、 不思議と病みつきになる魅力があるのだね。 このアルバムではないけど、俺がこのユニットに出会った曲 「未来世紀日本」という曲は歌詞(?)が凄い。 2089蒸し暑い12月中旬 2週間以上酸性雨が降り続く サビつく大気安定装置のせいで 空中ポリスを1歩出ると空気は薄く 空腹を癒すには10粒のカロリー吸収剤 人工フルーツジュースで十分 サイバーパンクだよな。一部で絶大な人気を誇る映画「ブレードランナー」 の様な雰囲気が漂う、素晴らしいストーリーだ。 この sell our soul というアルバムでも、それに近い世界観の 「路上」という曲がある。 歌詞だけで言うと、ブランキーの名曲「悪い人たち」も 同じジャンルに入るんだろうな。 他の曲は殆ど自分たちの境遇やなんかを歌ったものが多いけど、 これも内容が良い。 とても音楽とは呼べないヒップホップで強烈な魅力を放つ2人組です。 鬱屈した思いを秘めた人や過去に鬱屈していた人、 退廃した世界観が好きな人は是非どうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/29 07:44:49 PM
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