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カテゴリ:旅・ぐるめ
皆様、こんにちわ☆
こちらでは、先週の土曜日あたりから桜の見ごろを迎え、もう葉桜になりつつありますが、皆様のところではいかがでしょうか? これからいよいよ、緑まぶしい、新緑の季節。 今度は、どこに遊びに行こうかな・・・♪ などと、悠長なことを考えながら、本や書類の山を整理していると、何やら下の方から、見覚えのある2冊が・・・ 「ん?これは・・・?図書館から借りた本? 返却が9日?あ~っ!!期日がとっくに過ぎてる~!!」 と、あわてて必要な箇所だけコピーして、図書館に謝りに・・・。 (でも、全然、怒られなかったです・・・よかった・・・けど、ごめんなさい。) そんな感じで、春で、頭がボケっぱなし・・・ではありますが、 先週は、名古屋城へ桜を見に行ってまいりました! う~ん!満開の桜とお城が、見事にマッチしています・・・が、あ・あれ? お城の上に、金のシャチホコが乗っていな~い!! (見えにくい方は、写真をクリックしてみてください。) 「あり~?どこいったんだろ~?」 と、あたりを探してみると、ありました~!! でも、これは、名古屋城の中に展示してあったレプリカ! ホンモノは、こちらの中に! 実は、今、名古屋城では、『新世紀・名古屋城博』なるものを開催しておりまして、この金のドームの中に、金シャチが納められておりました~。(残念ながら、撮影禁止でした・・・) この名古屋城博では、な~んと!金のシャチホコに直に触ることも出来るんですよ~! え?別に触りたくない?そんな失礼な! シャチホコは、名古屋人の心!魂!シンボルそのものなんですよ~! (現に、金シャチに触るのに、30分待ちの状態だったんですから~!) 名古屋城は、1600年(関が原合戦の年ですね!)、当時、まだ勢力の強かった豊臣家の大阪城に対抗する前線基地として、徳川家康により、織田信長の生誕地・那古野城跡に建てられたものです。 家康の権力で建てられたものですから、それはそれは、豪華絢爛!金のふすまに、見事な天井画の数々でありましたけど、せっかくですから、今回は、金シャチを中心にやっていきましょう! 金のシャチホコは、今でこそ名古屋名物になっていますが、シャチホコがあるお城は、名古屋城だけではありません! 大阪城もそうですし、その他、彦根城、会津城なども乗ってますね! でも、日本で一番最初に、シャチホコを乗せたのは、滋賀県にある、織田信長の安土城だと言われています。 そして、そのシャチホコの原型とされるのは、中国の伝説上の海獣・鴟尾(シビ)であります。 それは、お寺の屋根の両脇に、大きく反り返ったシッポのような形のもので、 それが日本の飛鳥時代に伝わって、主に、飛鳥寺、法隆寺、唐招提寺、東大寺、薬師寺の屋根に使われていました。 鴟尾は、火事がなによりも恐れられていた時代、水を現す守り神として、乗せられていたのでしょう。 名古屋の金のシャチホコは、上質の金を使って作られ、金銭的には現代のお金に換算すると約4億円ですが、当時の生活レベルを考えると、それ以上の価値はあったものと思われます。 そんな金シャチですから、江戸の享保の改革など、財政的に苦しい時代、シャチホコのウロコを売っては、藩の財政を助けていたとか・・・? (それで、「尾張名古屋は、城で持つ」って言われてたのね!) そして、そんな価値の高いものが、屋根の上に野ざらしになっているのですから、大凧に乗って、屋根まで登り、金のウロコを盗もうとした大バカ者もいたようです。 (もちろん!大失敗!風にあおられ、凧の紐ごと金シャチに撒きつけられたらしいよ・・・。) その後、版籍奉還で時代は明治になり、城の取り壊し、金シャチは鋳つぶしにされ政府に献上・・・という危機に直面します! でも、名古屋城の文化的価値を認めてくれた、ドイツの公使・プラントさんの提言によって、かろうじて、名古屋城も金シャチも生き残ることが出来たのです。 そして、ウイーン万博などに出品されるために海外を飛び回り・・・明治11年にようやく古巣の名古屋城の屋根に戻ってきました。 しかし・・・ここまで人々に愛され、大事にされてきた金シャチも、昭和20年5月14日の大空襲で、城ごと炎上し、333年の歴史に幕を閉じる事になりました・・・。 (くそ~!!アメリカのやつ~!!) その文化的損失は計り知れないものがあり、今残っていたら、間違いなく、姫路城と一緒に世界遺産に登録されたと思いますが、金の襖などは前もって非難させておいたので・・・それだけが救いだったかもしれません。 現在の名古屋城は、昭和34年完成したもので、再び造られた金シャチは、名古屋の人々に、盛大なパレードをもって迎えられました・・・。 如何に、金シャチが名古屋人の心そのものであったか・・・しみじみと感じさせられる出来事ですよね! 名古屋城博に行くと、金シャチの波乱万丈の歴史が、詳しく説明されています。 金シャチドームに一歩足を踏み入れると、あなたも、いつのまにか金シャチのとりこに・・・。 元気ハツラツ名古屋人の仲間入りが出来るかも? Blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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