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テーマ:プロ野球全般。(13397)
カテゴリ:BW,Bs関連
今日は、野球関連の話で。
--- ネットサーフしていたら、こんな記事を見つけました。 元Sハウエル氏、今はダイヤモンドバックスで働く ハウエルさん、懐かしいですね~、 この頃はまだ、1チームのゴールデンタイムのテレビの野球中継が 全国ネットのソフトとしては魅力的だった時代です、 私もよう見てました、テレビ中継。 --- で、その記事自体ではなくて、気になった部分が、 今のハウエルさんのお仕事、 「マイナーリーグ・フィールド・コーディネーター」というもの。 ちょっと、記事の文章を転記します。 上は3Aから下はルーキーリーグまで、傘下のマイナー6球団を巡回。選手数だけで150-160人に上る巨大な組織全体を把握して、大リーガーの卵たちを効率よく育てるシステム・環境作りが主な役割だ。 「大事なのは、チームのスタイルを浸透させること。監督やコーチと意見交換をして、選手にチャンスを平等に与えているかもチェックする。メジャーが必要とする選手を育てたり、各選手に長所と短所を指摘して、昇格するために何が必要かを伝えたりもする --- 私はNPBには興味はありますが、MLBは全く知りません、 ただ、あれだけの選手数がいて、 さらにA,2A、3Aというような階層もたくさんある中で、 その中から有力な選手がきちんと評価されて上に上がる、というのが ちゃんと成立しているのはスゴイよな、とは思っていました。 …でも、そういったチームの育成システムが 機能するよう、選手を管理する立場の人間の人事システムも出来上がっているんだな というのを、この記事で感じました。 …なんだか、サッカーが、各チームでユースチームを持っていて、 そこで選手を育てて、というのになんとなく似ているかな?と。 --- で、この記事を見て、書こう思いついたのは… 入団時のシステム…という不毛な話ではなくて そんなことよりも、私にとってはBsの方が大事だし、重要なことなので。 --- いや、Bsの監督のコリンズが、全く2軍を見に来ない、 シーズン途中に加入した選手を知らなかった って話が、契約更改の時に噴出したじゃないですか。 …あれの解決策として、何か今年はコリンズが2軍を見に行く、と言う話出てるみたいですが、 私は、リンク先記事のハウエルさんの現職のように、 そういう専門のポジションを設けて、そこに任せたほうが 効率が良いし、効果もあるのでは? ということです。 --- …一軍の試合で、監督として采配を揮っていて、 それに加えて、二軍の視察まで…というのをキッチリとやれる監督もいるんですけど、 でも、果たして、1年前のこの時期まで全く選手を知らなかったコリンズが、 しかも選手たちと言葉が違うため、意思疎通がスムーズにできない、異国の地にいて、 二軍の試合を見に来ても… …確かに選手の状態はチェックできるかもしれませんが、 それ以上に、単に負荷が増すだけでは?と思うんですよ。 --- もちろん、コリンズも、昨季のような、二軍の情報全く知らない、ってことは論外ですよ。 でも、コリンズが来る以前から、 そもそもBsって、ずっと一軍二軍の連絡が上手く行っていない、というか・・・ 下で好調な選手が、好調な時期に上がれなかったり好調を過ぎてから呼ばれたり、 一軍に呼ばれても、結局全く出番がないまままた下に落とされたり、 ってのが多くあったチームです、 これってやっぱり、コリンズが来る以前からの、このチームの構造的な欠陥なんじゃないの? と思うんですよ。 --- それよりは、専門職の人が、チーム一軍帯同とは離れたポジションにいて、 ・監督の直近の戦力希望、どんな戦力を一軍が欲しているのか ・二軍の選手たちの今のコンディション・状態 ・今のチームの戦い方をする上で、どういった能力が求められるのか という全体感が見渡せるポジションに人を1人持ってきたら、 一軍の監督に対しては、選手の一軍昇格の進言が出来ますし、 二軍の選手に対しては、何が足りないから上に呼ばれないのか、が分かるでしょう、 そうすれば、もう少し上下の入れ替えがスムーズに出来るんじゃないのかなぁ? って、思ったものですから。 --- コリンズが昨季指揮をとりましたが、 やはり、一軍二軍の入れ替えタイミングが、遅いなというのは感じました。 例えば、迎がウエスタンで三冠王獲りましたが、 その前に、一軍の右の外野手で言えば、夏前の時点で下山も大西も調子を落としていました、 でも、入れ替えが無かった。 近藤君がウエスタン最多勝獲りましたが、 川越やカーターが調子を落としていた時期があった訳で、そこで抜擢する機会はあったのに。 シーズン終盤は、それまで中継ぎで頑張ってきていた本柳・大久保が 登板過多のせいか、つかまることが多くなっていた。 だったら、(シーズン通してですが)サーパスで短いイニングを比較的安定していた 山口を上げて使ってやれば、本柳・大久保の負担も減ったんじゃないのか。 …例を挙げだしたら、キリがありません。 --- でも、 コリンズには、監督としての資質が無いわけじゃない、 決してスカタン監督ではないというのが私の意見で。 ただ、昨季はあまりにも日米の野球の環境・スタイルの違いに 対応できなかっただけなのかな?と。 長打力重視・機動力封印、という戦い方も、僕は一理あると思っています、 昔、私が友人から借りて読んだ、「マネーボール」という、 MLBのアスレチックスのGMの話の本を読んだことがあるんですが、 機動力を使う攻撃は、アウトになるリスクが高い戦い方で、 そうでなく、攻撃で、打者がアウトにならなければ、ずっと攻撃は続くでしょう、 だから、機動力は封印して、走塁でアウトになるリスクは減らす、 そして、打者は出塁率が高い、という選手を選んで起用する という、そういう戦い方も、一理あると思うんですよ。 (イメージですが、MLBの方が球は速くても制球力悪い投手が多い気がする、 NPBは投手が制球力が良い、と聞くので、NPBでは有効ではない考え方かもしれませんが) …もちろん、エンドランや盗塁が決まって…というスピード感あふれる野球は スリルがあって、見る者を魅了してくれます。 ちょうど、Mのボビーは、これを多用する戦い方しますよね。 だから、そういった野球と比べると、 はっきり言って、そういう出塁率重視・リスク回避戦術は 見ていて楽しい野球か?と言われたら、楽しくない、と思います。 でも、どちらの方が勝てる野球か?と言われたら… …それって、答えが無いものだ、と思うんですよ。 もし答えがあったら、みんな同じ形を目指しますからね。 ただ、勝ってるチームだと、その戦い方が支持されて、負けていると叩かれるだけで。 --- 話逸れましたが。 で、コリンズの話に戻すと、 戦い方も、私は一理あると思ってる、ただ日本に慣れていなかった昨季、 じゃぁ、今季どう戦うの?となった時に、 これも手段が2つあると思っていて、 コリンズの方が、日本スタイルにあわせていくのか それとも、 チームの方が、コリンズのスタイルにあわせていくのか。 --- 多分、コリンズが昨季サーパスを見に行かなかったのは、 コリンズが、MLB時代の感覚だったからだったんでしょう。 向こうは、チームもあちこちで試合があるし、 下のチームも各地に点在していますから、イチイチ全部は見きれないでしょうから。 --- でも、例えば投手起用法とかで言えば、 今季のBsは投手コーチを、神部さんから、ブラウン氏に代えました。 これは、 チームの方が、コリンズのスタイルにあわせよう とした動きだと思っています。 --- だから、いっそのこと、 コリンズには、MLB流を貫いていってもらって、 「一軍の現場の監督」という形で、一軍の現場最高責任者に専念してもらって、 それをフォロー・バックアップできる体制を整えてあげれば… …きっと今季の秋には、プレーオフの時期に、 ワクワク出来る1/2に入れるのでは?なんて思うんですけどね… --- …すみません、長々と。 ただ、言いたかったのは、分業システムを上手く取り入れた方が 良いアウトプットが得られるんじゃないの?ということです。 単にMLBが優れている、アメリカバンザイ、それを真似ろ!!って話じゃないですよ。 ただ。 例えば、 かつて、投手は先発・完投の世界だったのが、 今は日本でも分業化がほぼ浸透しています。 クローザーに2イニング投げさせて…なんてこともかなり減りました。 きっと、これが浸透したのは、 このやり方の方が今の野球の戦い方ではメリットが大きい、ということに 気付く人が多くなったってことなんだと思います。 野球に限らず、なんでもそうじゃないですか、 進化していくほどに、分業化が進んでいきます。 複数こなせる、ということが評価されるんですが…って話をすると発散していくので それと一緒で、 監督、コーチ等、選手を管理する側の方も、 さらに分業化が上手く進めば、もっと良い結果が得られるのでは? と思ったので、これを書きました。 --- …すみません、話がやっぱ発散していきました… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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