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テーマ:プロ野球全般。(13396)
カテゴリ:NPB、データ関連あれこれ
昨季のBsの対戦成績はコチラです、
もうすぐデータが08年版になるので、以下に書いておきます。 対パ全球団負け越し、という逆グランドスラムではあるんですが でも、M,Eには11-12(1)で負け越し1と、ほぼ五分に近い形で また交流戦もほぼ五分で乗り越えることが出来まして。 痛すぎたのは、対F、Lでの負け越し4ずつ(10-14)と、 何より対Hの負け越し6かな?と。8-14(2) --- じゃぁ、どうしたら勝てたかなぁ? …いや、これに対する明確な答えなんて、無いと思います。 あったら、そんなんとうの昔に解決してるでしょうから ということで、分からないなりに傾向だけでも見てみよう、ってことで。 昨年Bsが大きく負け越したチーム、 ついでにほぼ互角ながら、絶対に負けて欲しくないMの4チームについて、 昨季の対右・左の打率をまとめてみました。 元データは、コチラから拝借。 --- その結果は、コチラです↓ 結論を書くと、 Bsが大きく負け越したL,Fは 左投手を苦手にしていましたね。 特に、右打者の方が。 なので、この2チーム相手では、 07年Bsには、先発ローテに左腕が1人もいなかったのが響いた、と言えそうです。 --- ただ、意外な感じがしたのが、 左腕を苦手にしている印象のあるHは、 打率だけで見たら、実は左腕の方が昨年は打てていたんですね…!! まぁ、冷静に考えれば、左の強打者・巧打者が多いチームなので、 対戦チームとしては、左投手を出していれば、その左打者達の打率を下げることは出来る、 ただ、右打者にそれを補われてしまうって感じでしょうか。 …とすると、対H戦で借金6してしまった昨年のBs。 このH戦に関しては、左腕がいなかったから、というのが 原因ではないんでしょうかね…? --- ちなみに比較のために。06年は↓です。 06年の印象で言えば、 Hは、相手投手左右に関係なく、 そもそも右打者が弱い、というイメージでしたね。 まぁ、これはパリーグファンなら、ほぼ全員一致する感想なんじゃないでしょうか。 そして、注目なのが、やはり昨年のLは 急に左投手が打てなくなっていたこと。 昨年も少し触れましたが、 右打者が左投手相手に苦戦したのが、 打撃面での、昨年の低迷の原因の1つかもしれません。 --- では、上に上げた各チーム、個人打率で見てみます。 打数150以上の選手、各チームのデータです。 まず、F。 くっきりと出ましたね、 ヒチョリ、金子誠といったレギュラーの右打者は左腕が苦手。 対左投手での活躍が期待されたであろう、小谷野についても、左腕の方が苦戦。 右打者で左をカモに出来ていたのは、セギノールだけでしたね。 …そういえば、CS第5戦?成瀬からのHRなんてありましたよね。 これだけ左腕で苦労する右打者が多い、ということは恐らく 外角にツボがあって、 内角に穴がある右打者が多いのかなぁ?と。 これって、攻略のヒントになりますよね、きっと。 例え右投手でも、右打者には 徹底した内角攻めが有効、って話に。 …現に、昨季の日本シリーズでは谷繁がそれを徹底して、抑えましたしね。 …ってことは… Bs捕手陣、 怖がらんと、外角一辺倒じゃなくて、重要な場面では 内角攻めを多用してくれよ、F戦では!! …ただ、これは右打者の話で。 田中賢介は内角低めが強くって、 あと稲葉は内角高めが抜群に強い印象があります。 (その代わり稲葉は低目が弱いのかなぁ?と。数字で出せないところが説得力無いですが) 左打者には、また別の攻め口があるんでしょうね。 ただ、昨年の首位打者稲葉でも、対左で打率が落ちること、 そして、毎年Bsはア○みたいに稲葉に打たれることを考えると、 F戦では、是非左投手を先発に試して欲しいところですね。 --- 次、L。 後半は左投手を打って、打率を盛り返したみたいですが、 結局カブとナカジは、昨年は左の方が打てなかったんですね。 …やっぱり、両者外角の逃げる球でも強引に左中間に持っていけるイメージがあるので、 内角衝かれると、詰まっちゃうんでしょうかね? …ってことは、カブレラ来ても今年はBsはまた左腕が打てないんやろぉなぁ… ただ、今年はLは選手が大きく入れ替わりましたからね。 ベンちゃんも抜けちゃったし。 今年残るGGや、昨年故障で出遅れた片岡当たりが 左投手を打てること、そして一昨年のことを考えると、 どうせ左腕を先発に立てるのなら、L戦は控えて、 その分はやっぱF戦に優先させた方が良いのかなぁ?というのが 私のなんとなくの感想。 --- 次、H。 …ここ数年、このチームのメンバーの対左の傾向って、 パワプロとかで言えば 対左○が、大村、 対左×が、川崎、小久保、柴原、松中 って感じだったんですが 昨年は違いましたね…!? で、課題だった右打者の補強をした、昨季開幕前のH。 そのせいか、そもそもの右打者の打率もアップし、 しかも対左投手での、右打者の打率もアップした印象があります。 …でも… 対左投手での打率アップって、 この結果を見る限り、田上一人の寄与が非常に大きかったんでは? っていう結果。 で、相手捕手田上だと走れる印象があります。 でも昨季結果を見る限り、 Hの捕手の中で最も盗塁阻止率が高かったのが、実は田上のようです。 …ただ、それでも、.250ですからね。 昨年のHの側が、それぞれ5つ、4つ勝ち越したL、Fは、 対H戦ではそれぞれ28,29盗塁していて、 逆にHの側が2つ、4つ負け越したM,Eは 対H戦ではそれぞれ23,19個盗塁しています。 なので、盗塁が少ないから、BsはHに6つ負け越したんだ、とは言えないと思います。 …が、やっぱり、これだけ捕手が足攻に弱い、というチーム相手で 9盗塁しか出来なかったBsというのも…? …全員が走れる必要は無いですが、 やっぱり、走れる持ち駒が1枚欲しいところですね。 --- で、Hの打者の話に戻すと。 このデータを見る限り、私の印象では、 極端に打率が上がる田上以外は、 主力の左打者は、対左投手では打率が多少上がる、もしくは大きく下がる。 主力右打者でも、左投手で臨めば小久保を抑えられる という感じがするので、 やっぱり、H戦は左腕を立てて臨んで欲しいな、というのが私の意見。 --- 最後、M。 …結論:このチーム相手には左腕先発で戦わん方がいいですわ。 いや、確かにこのチームの「平均打率」で見たら、 確かに対左腕の方が苦手です。 ただ、左腕をカモ・苦手がこれだけハッキリ出ていたら、 監督としたら、相手先発が左腕なら、 左腕をカモにしている人をずらりと先発で使えば良いだけの話で。 …それにBsファンの私としては、 ただでさえ西岡・里崎にはイタイ目にあっている印象が強いのに、 左腕立てたら、さらに打たれるやん!!って結果ですから…。 あ、あと各チーム150打数以上の選手を乗せているのでここには出ていないだけで、 Mには竹原もいますからね。 (竹原、打数は122。 対右.216 → 対左.259です) --- まぁ、でも今季残留する外国人右打者トリオ、ベニー・ズレータ・オーティズが 対左全滅は意外でした。 まぁ、ズレータはH時代の'06年から左を苦手としていましたし、 彼は内角に大きな穴があって(特に高め) そこにさえ投げておけば、打てない打者ですからね。 なので、左腕に内角衝かれると…というのは納得でしたが、 ベニーも、オーティズも、どうやらその傾向のようですね…!! となると、対Fで上に書いたように、 彼ら相手の時には、ガンガン内角攻めをするのが効きそうですね。 --- あ、あと今江。 内角球でも、どん詰まりバット折りながらでも、センター前に落とすような、 そういうヒットの印象が強かったので、内角強いのかなぁ、と思っていたんですが、 この左腕苦戦のデータみると、 やっぱり彼の穴は内角のようですね。 ということならば。 Bs捕手、特に日高選手には是非、 右投手先発の時でも、今江には強烈な内角攻めで行って欲しいと思います!! --- で、長くなりましたが、私の印象では、 対F、対Hでは、やはり 左の先発投手を持っている、ということが効くと思います。 なので某投手どっか行ったおかげで空いた先発枠のうち、 1つはコースケか中山で、そして、彼らを積極的にF,Hに当てて欲しいと思います ローテで言えば、最初の開幕L戦ではなくて、E戦の方に入れると F,Hに当たる機会は多くなりそうです。 もちろん、彼らがオープン戦で活躍してくれて、というのが前提ですが、 結果を残してくれたのであれば、彼らを開幕から抜擢すれば… 特に中山君は昨季のハワイで結果出しましたしね!! そうしたら、今年こそは、3年ぶりにプレーオフ争いで ドキドキできるシーズンになってくれるのかなぁ?なんて思ったりしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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