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テーマ:プロ野球全般。(13400)
カテゴリ:BW,Bs関連
いやぁ…
爽快な勝ち方でした!! そして、惜敗と、ミス負けの連敗明け、しかも負傷者が出てしまったチーム状況、 それを考えたら、本当に、本当に大きな勝利です!! 今日の試合、結果、ニッカン式 何がって、 1)チームとしての一体感が伝わってきて、 2)監督の選手に対する信頼 3)攻撃で、今季前半は放棄していた、機動力という手段を存分に見せてくれた これぞ野球!!という 面白味、醍醐味満載の試合でしたから。 --- 具体的に挙げていきます。 1)チームとしての一体感 途中まで、今季前半のような、個人で戦っているなぁ…という 戦い方やったんですよ。 特に許せなかったのが3裏。 二死、村松四球、でカブレラがカウント0-3になって。 ただ、確か3ボール目が、避けなければ頭に当たるかも、という 球だったんですよ… それにカチンと来たのか、 続くカブレラが、ストライクながら、外角低めの難しい球を、 無理に引っ張りに行って、し止め損ねて一飛に倒れたシーン。 …今日、負けていたら… ド○ホ …だって、相手がルーキーで、ここまで毎回走者を背負う苦しいピッチング、 拙攻があって、このときは何とか投げれていた状態だったYB先発の桑原。 (この後、立ち直ったのは立派でしたが) だから、相手が一気に崩れる可能性もあるから、 走者貯めるべきシーンなのに。明らかに。 --- でも、カブレラは、冷静に正気を取り戻し、 チームバッティングをしてくれました、この後の7裏。 2点返してなおも無死一,二塁が、村松ゲッツーで二死三塁、チャンス潰えかけた時… L時代、敵として「嫌やなぁ…」と散々見せられた、 軽打でライト前に弾き返して、この回3点目をゲット。 そう、これが無かったら、今日8回に逆転できていなかったですからね!! ミスした分は、取り返せばいい。 取り返せば、チームの指揮官、チームメイトは信頼してくれる。 その「軌道修正」を見事にしてくれた、カブレラ、 今日はア○レラではなく、カシコレラでした。 --- そして、彼だけではなく、見逃してはいけないのが、 試合を壊さず、どころか流れを引き戻す、 6,7,8回と三者凡退を3イニング続けて見せた、 中継ぎの川越&本柳コンビも、本当に立派でした!! 彼らが抑えただけでは、打線が無得点だったら、 彼らの働きはチームの勝利には貢献できません。 でも、このケースで失点しようものなら、確実にこの試合の負けを決めてしまいますし、 無失点でも、走者を貯めて貯めて…だったら、攻撃にリズムも出てきません。 しかし、彼らが、本当にいい働きを見せてくれました、 それがあってこその、今日の勝利なのは間違いないですし、 今日、本柳に勝ち星がついたのは、そのご褒美でしょう。 これまでも、いい活躍を見せてくれていましたしね。 --- 2)選手に対する、監督の信頼 これは、まず4回に5失点してしまった金子を、 5回のマウンドに登らせたということで感じました。 今季開幕投手を務めながら、ここまで4連敗、 結果が出ない金子に対して、 「お前が投手陣の柱にならないと困るんだ」という指揮官の強い意向、 そして、柱となってもらうために育てよう、という意図が感じられる起用だったと思います。 --- そして。今日の試合のヤマ場の8裏。 全く同じシチュエーションで、2裏には失敗・併殺をしてしまったシモヤマンに、 無死一・二塁の場面で、再度バントを命じたこと。 失敗をした選手を、切り捨ててしまうのは、簡単です。 そして、それを繰り返す選手は、当然交代させたり等しないと、チームの士気は保てません。 でも、一度のミスに対しては、もう1回、挽回のチャンスを与える。 これ、大石監督になってからは、貫かれていますよね。 例えば・・・ 5/31のS戦、初回に二塁先発抜擢起用の森山が失策で、 それが試合に大きな影響を与えてしまい、いきなり4失点で、大差で負けて… でも、翌日、(この6/1は森山は活躍できませんでしたが、) 守備位置は三塁でしたが、先発出場して、名誉挽回のチャンスを与えていました。 もちろん、森山が5/31の試合で2点適時打を放った、というのも認めたのでしょうが、 選手に、悪いイメージを残したままにしないようにしよう、という 大石監督の配慮を感じます。 きっと、選手達が監督が変わった後に「やりやすい」と口にしているのも、 背後に、こういった選手に対する「信頼感」を感じるからなんでしょうね。 で、8裏の下山は、1球目バントファールでイヤな予感するも、 2球目でキッチリ犠打を決め。 ベンチの大石監督は、表情は一つも変えず・・・ でも、ベンチに戻ってきた下山のところにわざわざ歩み寄って、 労をねぎらっていました!! 一番難しいケースでのバント。 それをキッチリと仕事果たした選手には、ちゃんと結果を称える。 …簡単なことかもしれませんが、 「決めて当然」という態度で接せられるよりも、 絶対、こうやって接してくれる方が、選手は嬉しいでしょう。 --- 3)機動力を使い始めた攻撃 やはり、8裏でしょうね。 同点に追いついた後、二死無走者。 この回、このままで終わるのかな…?と思ったところ。 森山は、投手脇を抜ける、ボテボテの二ゴロながら、 一塁、ヘッドスライディングで、内野安打に その後、坂口の初球に二塁盗塁成功。 そしてそして。 坂口の中前打、中堅は強肩・社会人時代まで投手だった金城、 しかも守備位置は、激浅。 森山は、本塁をつき、見事ホームイン!! …もちろん、本塁陥れれたのは、金城の送球が逸れたからで、 ストライク返球なら、アウトでした。 しかし、森山は快足を飛ばして、上手いスライディングで 本塁を陥れました!! いやぁ、この効率の良い、足を絡めた点の獲り方、 まるで、Bsでは無いような攻撃!! --- そして、このシーンだけではなく、 采配面でも、足を使おう、という意識があふれていて。 8裏、同点の走者・日高が出た時点で、代走鈴木を送り。 その前の鈍足の北川にも、塩崎を送って勝負に出て。 まぁ、この回追いつけなければ、9裏は頭からリリーフエースの寺原で、 セットポジションではない寺原から2点挙げて追いつくのは至難の業、 勝負をかけるべきシーンだったのは、間違いない。 それを、動く采配で見せてくれた大石監督。 いやぁ、こういう采配で勝つ野球は、 見ていて本当に気持ちがいいものです!! --- そして、壊れた信号機と異名を持つ三塁コーチの松山コーチも、 今日は、本当に良い仕事をしました!! いや、他のコーチよりも、彼はストライク返球が来たらアウトのケースでも、 守備が送球の制球が逸れる可能性も十分にあるわけで、 良い書き方をしたら、彼は「積極的な」三塁コーチですよね。 L時代の伊原さんが伝説のコーチとして言われていますが、彼もそういうタイプですよね、 彼の日本シリーズでの指示(1塁から辻が単打でホームイン)も、 三塁コーチが慎重型なら、なしえなかったことですし。 で。ただ、そんな松山コーチが三塁コーチとして活きるためには、 やはり、チームとして積極的な走塁ができる、俊足選手を起用して 彼らに動かす野球をしているときこそだと思うんです。 今日の展開は、彼が活きるような野球をBsが後半に見せたから、 だからこそ良い結果が出たのでは?と私は思います。 --- あ、7裏の無死一二塁、坂口バント内野安打で、送球がやや逸れたところで 本塁をチャラ夫が陥れたのも素晴らしかった~!! …タイミングはビミョーで、非常に危なかったのですが。 でも、チャラ夫選手も持ち味は 若干暴走気味の積極走塁ですからね!! 私が、観戦の中の人生ベスト2位のゲーム、 故・仰木監督が、里崎空タッチをアウトと下した、主審の誤審に対し 谷選手の身代りで退場になった千葉マリンでの3年前の試合を思い出しました。 あの時も、投手・山崎の暴投は、捕手里崎は少ししかはじきませんでしたが、 本塁に頭から突っ込んで、一瞬早く本塁に手で触れて 追いつきましたよね!! --- …いやぁ、何度も書きますが T相手に、アウェイながら連敗してしまい、取りこぼしが許されない今日の試合、 物にできたのは、本当に大きいです!! もし落としていたら、本当に大きな痛手をこうむるところでした。 金子君が今日もまた、突然崩れてしまったのは残念でしたが、 でも、チームは明らかに上り調子でしょう、 テレビで見る限り、雰囲気も4月とは本当に別のチームのようです!! このままの勢いで、巻き返しを期待したいと思います!! 3位のEまで5ゲーム差、2位までは6ゲーム差。 まだまだ、半分以上試合は残っていますし、 逆転は可能な位置につけている、と思いますので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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