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…更新サボってました、すみません。

…一応、無事?です。

先週はまた千葉出張で、めまいとの戦いになってしまいまして…

どうしても、仕事のストレス×移動等の疲労×睡眠不足、が重なると
めまい発動しちゃうようです。

今週末、高知キャンプ行き自重して、自宅でひたすら寝ていまして、
何とか回復はしました。

---
さて、そんな更新サボっている間に、いろいろなニュースがあり、
書こう、と思いながらも書けなかったネタもありました。

Bsに康雄さんが、コーチとして戻ってきた!!

とか。

…それもあって、3連休に高知に行こうか迷ったのですが。

---
でも、その更新サボっている間に、
私が応援するチームの選手ではないですが、プレースタイルが好きな選手の
引退が報道されましたので、それを取り上げることにします。

久々に、サッカーJネタで。

C大阪の森島寛晃選手の引退です。

私はC大阪よりは、北摂の方で生まれた人間なので、G大阪の方が好きなのですが、
でも、森島選手のプレースタイルは大好きでした。

---
私はJが始まってから、サッカーに興味を持った人間だったので、

セレッソが、元々JSLの名門のヤンマーが前身だったこと、
そして、そこには釜本邦茂氏が所属していた、ということは知っていましたが、

セレッソ大阪、というチームを初めて知ったのは、
このチームがJFLに所属している'94でした。

'93開幕したJのオリジナル10には入れず、
その年のオフには加盟できたのが平塚(当時)、磐田の2チームで。

その次の年に、柏と共にJ加盟でしたよね。

で、「来年からJリーグ」という'94年冬の天皇杯、

当時最強のV川崎を倒したC大阪、守備型のチームの中で、
攻撃の核として引っ張っていたのが、

マルキーニョス、そして森島。

天皇杯好きの私としては、8番を付けて走り回る小柄な選手を見て、
真っ先に覚えた選手でした。

---
当時、14年前の私はまだ高校生でしたし、

Jを頻繁に見に行くようになったのは、学生生活の最後の最後、の方だったので、

なかなか生で見る機会というのは無く、

それよりは、テレビのスーパーサッカーとかで結果を見ることが多く。

なので、恐らくスタジアムで生で観戦していたら、
彼のような惜しみなくグラウンドを駆け回るプレースタイルというのは、

派手で、ニュースで取り上げられるゴールシーンよりも、
もっと印象に残ったんじゃないか?と思っています。

---
テクニックに優れた選手や、パス選手に優れた選手、というのは華麗ですし、
そのプレーの瞬間だけを映せば、活躍が分かる目立つ存在です。

でも、サッカーをスタジアムで見るようになると、

そういった選手が活きるのは、パスの受け手がいて、初めてであって。

そして、サッカーっていうのは、

当然引いて守って、それをこじ開けて、というところにも楽しみはあるんですが

やっぱり、お互いがスペースを奪い合う、陣取り合戦になる方が
スリリングな展開になるわけです。

それを考えた時、森島選手のような、労をいとわずに動き回るタイプの選手は、

後にオシムさんが日本に来て「走れ走れ」というサッカーが脚光を浴びるようになったんですが、

Jの中では、森島選手や元ヴェルディの北澤選手といったあたりが
パイオニアだったんでは?と思っています。

サッカーの中で、テクニック、パスセンス、足の速さといったもの以外で、

「運動量」というものの重要さに、気付かせてくれる選手

と言いましょうか。

---
J開幕時、日本サッカーの中では、
どうしても華麗なテクニックや派手なゴールを奪う選手が最初は取り上げられていた中で。

彼のような運動量に活路を見出す選手が出始めてきたからでしょうか。

当初のJのように、ピクシーとか、ジーコのようなテクニシャンや、

ディアスとかオルデネビッツとか、決定的なストライカーとかは、当然重要なんですが、

その1点補強だけでは勝てないという所まで
Jリーグは成長しましたよね。

もちろん、サッカー自体が進化していますから、
「ファンタジスタ不要論」なんてのも、一時期取り上げられたように、

テクニックがある一線以上であることを前提とした上で戦うようになると、

チーム戦術、そして運動量というものが勝敗を分けるカギになってくるのでしょうが。

---
で、森島選手の話に戻ると、

サッカーって、オフシーズンで契約が切れれば、
移籍金さえ支払えば自由に移籍できる世界ですし、

今は海外にチャレンジする選手も多くなりました。

基本給は安くて、試合出場給、ゴール給、という形の歩合性がハッキリしている世界で、
要は試合に出てナンボです、

そして、監督の交代が多く、
そのたびに、チームが採用する戦術にフィットしなければ使ってもらえません、

そんな時に、ベンチを温めるくらいなら、
他チームでレギュラーを目指す、という選手も多いです。

さらに、すぐに0円通告、戦力外、という入れ替わりの激しい世界ですから、

生え抜きで引退する選手って、非常に少ないんですよね。

だからこそ、生え抜きで、チームの顔となって、代表まで登り詰めて、
そして引退する、という選手は非常に貴重ですし、

そういう選手がいた、というセレッソ大阪が羨ましいです

きっと、セレッソのファンの方からしたら、チームの顔、以上の
特別な存在の選手だったのでは?と思います。

---
リンク先の記事にもありました。

彼の日本代表としての活躍も忘れてはいけませんね。

トルシエ前々々日本代表監督の、更迭論が沸きあがっていた…'00年でしたっけ?

モロッコでのカップ戦で、チームメイトで名コンビだった、西澤選手と一緒に呼ばれ、

'98年W杯王者のフランス相手に引き分け、
トルシエ監督続投の大きな力となる結果、その原動力ともなりました。

そして、'02年チュニジア戦での途中出場での先制ゴール。

引き分け以上で決勝T進出が決まる、ただし敗戦では敗退が決まる、という条件の試合、
前半、戸田が先生のPK取られてもおかしくない、危ないシーンもあった中で、

モリシの先制ゴールが、大きく決勝T進出を近づけましたよね。

現時点で、日本代表でW杯得点者は、

'98仏…中山
'02日韓…鈴木、稲本×2、モリシ、中田ヒデ
'06独…中村、玉田

まだ、たった7名しかいません。

---
1つ残念だったこと、と言えば、

あと1勝で、3冠タイトルが取れる、というチャンスが3回あったのですが、

残念ながら、全て目前で逃してしまったことでしょうか。
('95年元旦の天皇杯 →平塚に敗戦
 '04年元旦の天皇杯 →磐田に敗戦
 '05年のリーグ戦 →首位で迎え勝てば優勝の最終戦、
  ロスタイムにFC東京今野に同点弾で引き分け5位)

'02年のJ1昇格の時も、大分に次ぐ2位通過でしたし、
モリシが優勝カップ、トロフィーを掲げるチャンスが無かったのが、残念でしたね。

---
ただ、本人のコメントの中にもありますが、

それは、恐らく監督として戻ってきて、掲げるんでしょう。

気がつけば、J創成期にレギュラーとして活躍した選手達が、
今、各チームの監督として活躍していますし、

その中には、清水の長谷川健太、名古屋のピクシー、ヴェルディの柱谷哲二、といった、
かつてチームの顔だった選手が、監督として率いているケースが
ちらほら見られるようになりました。

もちろん、東京V時代の松木監督、柏時代の西野監督や、
浦和時代の原博実監督、といった、前身JSL時代の顔だった選手達が、

Jリーグのチームになったチームの監督として、結果を残したケースはありましたが。

でも、選手としてJ世代だった方たちが、
所属したチームの監督として活躍するようになると、

いよいよ、Jリーグというものも、本格的に日本に根付いた、と
いえるのかもしれませんね。

大分が優勝し、悲願の3冠タイトルの1つを初めて獲得、で沸いた1日のナビスコ杯でしたが、

もし清水が優勝していれば、長谷川健太監督は、
選手・監督として、同じタイトルを獲得する、という初めてのケースだったわけですから。

---
Jの場合は、S級ライセンスを取得しないことには監督になれませんから、
すぐに、というわけにはいかないんですけれども、

そのうち、ピッチの脇から指示を出すモリシ監督が見られる日が
来るのかもしれませんね。

…ベンチでどっしり、というタイプではないでしょうね。

きっと、得点シーンてはジャンプして大喜び、とか、
そういうタイプでしょうね 笑

---
…モリシも引退、ということで。

Jリーグ戦開幕が'93年でしたから、もう15年になります、

やっぱり、創成期ににぎわせた選手達がドンドンいなくなってしまいます、
それは寂しいですね。

まぁ、その代わり世代交代が進んでいるわけですし、
チーム数も、当初10チームから、J2含めれば今は3倍以上の33チーム。

私が住む岡山にも、上手くいけば来年にはJ2チームが出来るかも、
ということになっています。

確実に、100年構想は前進しているんでしょうね。





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Last updated  Nov 4, 2008 11:01:56 PM
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