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テーマ:プロ野球全般。(13397)
カテゴリ:BW,Bs関連
さて、NPBはオフシーズンなので、
今季のBsのデータを少し見てみました。 --- あ、毎年の、今シーズン振り返ってみて、という企画には 今年も参加しようと思っていますが、 今年はBsファンやっていて、本当にいろいろな印象的なことがあったシーズンで、 頭の中がまだまとまっていないので、 もう少し考えさせてください。 --- で、この日記のネタにするのは、 今季のBsの投手陣の、対右、左の打率成績 です。 先発or中継ぎ・抑え、左or右で4つに分けました。 一気に以下に貼っていきます。 --- 先発投手についてみてみますと、 今季は左右被打率が変わらない人も居ますが、 基本的に右投手は左打者を、左投手は右打者の方に打たれていたんですね。 特に散髪屋はひどいっすね、この数字は。 …4回2/3は、しっかりと抑えられる投手、という印象が強かったのですが。 まぁ、これは足を絡めた攻撃をする、左打者の多いF戦に多く投げ、 F戦は苦労した、ということの表れでもあるでしょう。 あと際立つのは、小松君の被打率の低さ。 やっぱり、'08のBsは小松君がエースだったんですね。 そして、10勝カルテットの中で言うと、最後に10勝到達したのは近藤君でしたが、 被打率の低さで言うと、 やはり彼が安定していた、ということ、 彼をCSの先発で起用したのは間違いではなかった、と思います。 --- 左投手で言うと山省が、右打者の方が苦手にするスクリューを持っているのに、 右打者に打たれています。 …これは、ハッキリ書くと ひたすら外角に投げさせた捕手のリードの方の責任かと。 インコースにスライダーとか直球を見せるからこそ、 外角のスクリュー系を右打者が引っ掛けるわけですからね。 …今季、8勝目まではすんなり勝ちながらも、 そこからが苦労してしまった山省でしたが、 夏場のスランプの時に、例えば 組む捕手を、内角攻めが得意な前田君と組ませても良かったかもしれませんね。 …ただ、打撃面を考えたら日高は外しづらかったのは良く分かりますが… --- で、中継ぎ陣。 Bsの場合は、こちらも基本的に傾向は同じ感じで、 右投手は左打者、左投手は右打者に打たれていますね。 川越とD-Katの対左の弱さは痛いところです。 --- で、注目すべきが、香月が対左の方が抑えれている点。 …今年はカットボールが効いたのと、球速回復もあって活躍した香月君ですが、 シュートボール投手って、意外と対左打者の方が効くのでしょうか? いや、スクリューボールの左投手は、右打者が苦労する、とは良く言われますが、 対左打者では、あまりこういう「格言」みたいなの、ないですよね。 でも、左打者って、インコースに入ってくる球が得意な打者が多いです、 ツボで言えば、インローとか、インハイとか。 なので、外に逃げていく球を持っている右投手は、 左打者に対戦させても面白いかもしれません。 …ひょっとしたら、Bsの2位が決まった瞬間の、 香月がLの石井義をシュートでハーフスイング三振させた印象が強いから、 こう感じただけかもしれませんが。 --- そして。 そんな中で、非常に面白い傾向が見えたのが、 山口投手でした。 …左のサイドスローの吉野投手よりも、左打者を抑えていました!! --- …私は野球経験全く無しなので、技術的なことは分かりません。 なので、素人の意見を言いますが。 これも、山口投手のストレートが、ややシュート回転する、ということと、 あとは、すっぽ抜けた時でも、左打者なら死球を与える恐れが無い、という安心感があって、 直球投げる時でも思い切り腕が振れるからなのかな? と思っています。 …山口投手と言えば、 直球投げる時、リリースポイントが安定しないのか、体が開いてしまうのか… G時代の清原の頭部や、M里崎の顔面に シュート回転して、右打者の頭部に行ってしまうことがある投手ですから。 でも、左打者相手であれば、すっぽ抜けても死球にはなりませんからね。 --- で、今季他のパリーグチーム所属で、 私はタイプが山口に似ているな、と思っていた投手がいました。 それは…M伊藤義弘投手。 彼も、山口ほど極端には抜けませんが、 調子よくないときは、直球が右打者のインコース高めに、シュート回転して抜けるんです、 それを見て、同じタイプかな?と思っていまして。 で、彼の成績と、あと他にも山口投手と同じような傾向が見えた投手が居たので、 下に載せてみます。 L大沼投手。 彼も、速球派、直球シュート回転系のスライダー投手。(決め球はフォークですが) …やっぱりこういうタイプの投手は、 左打者相手の方が投げやすいのかもしれませんね。 --- で、タイトルの話題に戻りますが。 もう2ヶ月近く前ですが、CSでFに完敗したBs。 済んでしまったことを悔やんでも仕方が無いのでしょう、でも。 Fは主力打者が左に多く、 田中賢、稲葉、スレッジ、糸井、 そして活躍されたのはボッツとか坪井とかも、皆左打者でした。 試合内容は、先発は粘って粘って、でした。頑張っていました。 中継ぎ投手も頑張ったのですが、 打たれてしまったのは、菊地原、川越投手 一方、吉野投手なんかは、非常に良かったですよね。 …今季のデータを振り返ったら、 対左打者に強い投手が、結果を出して、 左に弱い投手が打たれた、しかもやはり左打者に打たれて というCSでした。 …第2戦、とどめのHRを川越がボッツに打たれてしまいましたけれど… やっぱり、山口で、もしくは香月であったら… と悔やみたくなる結果です。 --- …もちろん、私がグダグダ書いていることは結果論であって、 山口を出したら抑えられた、なんていう補償はどこにも無いんですけれどね。 --- さて、で、こうやって結果を振り返ってみると、 例えば全員が左打者に打たれている、というわけではなくて、 やっぱり傾向が出ていました。 こういった傾向は毎年変わるものです、 例えば打者で言えば、チャラ夫選手、あれだけ左投手が打てなかったのに、 今季は左投手の方が打率高かったですし。 だから、これがそのまま来季も使えるとは限らないですが、 ただ、今季のこの傾向が来季も出てくるのであれば、 右投手だけれど、山口投手を対左打者のワンポイントで使ったり、 という起用法もありかもしれませんね。 左のワンポイントが吉野だけでは、彼の負担も大きくなりますし。 菊地原は、出来ればセットアッパーとかで固定できたら、と思いますし。 今季のH戦、相手が右打者の小久保や松田だったけれど、彼が左投手の方が苦手だから、 敢えて左腕の菊地原を出して、抑えた起用のように。 …↑この日記は7月末でしたが、その時には「最下位脱出!!」で喜んでいた状態だったんですね… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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