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テーマ:プロ野球全般。(13397)
カテゴリ:NPB、データ関連あれこれ
先日、Bs投手陣についてこんなこと書きましたが、
同じようなことをしてみたら、 少し面白いデータが見つかりました。 --- 対象チームは、今年日本一に輝いた、Lについて。 先発陣、右投手を見てみると、左打者を並べた方が良さそうな結果でしたが、 西口が、対左の方が抑えれていたんですね!! …いや、昔から西口といえば、右打者には強いけれど 左打者を苦手にしていたんですよね。 左打者に対しては、決め球のスライダーは投げず、 チェンジアップとかフォークとかで勝負していまして。 …今年は、左打者に対してもスライダーを投げていたのでしょうか…? イメージチェンジしたのかどうか、 来期はもう少し注目して見てみようと思います。 --- 左投手で言えば、日本シリーズの時も言われていましたが、 帆足は左打者の方が打たれていましたね。 --- で、右の中継ぎ陣。 勝ちゲームで使われていた 岡本真、正津といったあたりは、左打者を苦手にしていましたね!! ただ、先日触れたとおり、大沼は傾向が逆でした。 でも、大沼はビハインドの時でも結構投げていた印象があります、 今期データを見る限り、 L戦で接戦ビハインドであれば、左打者で臨んだ方が良さそうな結果でした。 --- そして、左の中継ぎ・抑えは… まず、目を引くのが星野の今期のできのよさ。 対左打者の被打率、1割台で抑えています、 彼の本来の仕事、左のワンポイントとしては、十分すぎる結果が出せていたんですね!! そして… それ以上に目を引くのが、 グラマンが右打者をほぼ完璧に抑えられているのに、 左打者にはこんなに高い被打率だったことです!! --- グラマンの今期成績、詳細 この結果から、本当に彼が左打者を苦手にしている、 と結論付けるのは、少々乱暴な気がします。 というのは、左腕のクローザーのグラマン相手に、 代打を出されず打席に入る左打者、ということは、 それはすなわち、「主力打者」ということだと思うんですよ。 なので、本来であれば、 彼と対戦した打者の打率等も考慮した上で、議論するべきなんだとは思います。 (…私には、その気力・根性はありませんが…) --- そして、こういった対右左の結果って、毎年変わるものですから、 来年も有効とは限らないんですけれども… ただ、 来期のL戦では、 4月頃の試合とかで、3点ビハインドで敗色濃厚な展開になったら、 グラマン相手に、あえて左打者の代打を送ってみるのも手かもしれませんね。 …そこで制球乱したり、投げにくそうな雰囲気が漂えば、 その戦法を続ければ良いわけですから。 グラマンとしても、 右打者の方が、投げ込む目標がいる分、 インコースにズバズバ投げられるのかもしれませんから。 --- もちろん、こういったデータが全てのケースで使えるわけではないです。 上に「岡本真は、右打者は抑えている」と出てますけど、 日本シリーズでは、右打者のラミレスに サヨナラHR打たれていますから。 …こういうデータは、あくまで「傾向」でしかないですからね。 --- でも、何も工夫なく対戦して、抑えられてしまう、というのは プロとしてどうなの?と思いますから。 それは、選手個人でも、あとは采配振るう監督の起用法とかでも。 --- 例えば、私が今期気になったのは、 BsのCSの第1戦、結局Fのエースのダルビッシュに抑えられて敗れたのですが、 坂口が初回と8回?にバント安打を決めたんですよ、 しかも、両方ダルビッシュが捕球したんですが、 初回は一塁に投げたら微妙なタイミングだったのに、投げず。 8回?は、一塁に悪送球で坂口は二塁へ。 というシーンがありました。 …これを見て感じたのは、 ひょっとしたら、ダルビッシュという投手は、 体勢が整ってない状態での送球が苦手な選手なのかな? と。 その原因が何なのかは分かりません。 例えば、彼はボールを観客席に投げ込む時には、左で投げ込みます、 ひょっとしたら、肩に少し不安があるのかも知れません。 ただ、原因が何であったとしても。 普通に対戦してもなかなか打てない相手なんですから、 揺さぶっていかないと、と思うんです。 まぁ、 …CS前に、全体練習で坂口とか小瀬君とかがセーフティバントを 積極的に練習している、というのがニュースになっていましたし、 私のような素人が云々言う前に、 選手たちはプロですから、とうに気づいていることかもしれませんが(^^; --- それとか、内角が打てない選手だったら、 当然、内角を衝かれます。当たり前です。 でも、内角は打てなくてもいいから、 相手の制球ミスで、少し内角に投げられたら、 レガース付けて怪我予防した上で、上手によけて死球をもらって出塁する、 というのだって、立派な工夫の1つだと思うんですよ。 …ラロッカのように。 --- だから。 話をグラマンに戻すと、 来期、L戦で接戦ビハインドの場面では、 Lの投手が星野が下がったら、 あとは左打者を代打に出しまくって戦う!! というのも面白いかもしれません。 以上が、結論。 --- …来期は来期で変わるんですけどね、傾向って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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