走塁コーチの功績
久々に、コチラの方を更新します。別のところには、先月末に書いたネタです。一応、見映えの良い形にしよう、と思っていて、ドタバタしていたら、この時期になってしまいました、時期外れですが。---↑このグラフをご覧下さい。jpegに変換したので、少し色の彩度が落ちるのでみにくくなってしまっていますが、これは、パリーグ6球団の、06~09の4シーズンのチーム盗塁数の変移を示しました。元データはNPB公式です。言いたかったことは、際立つウチの盗塁数の少なさ、ではなく。4年続けて盗塁3桁を安定してたたき出しているLのことでもなく。06年から09年にかけて、2チーム、毎年盗塁数が上昇し続けているんです、EとHです。---盗塁、というのは、毎年増やし続けるのは難しいことです。なぜなら、盗塁できる選手というのは俊足選手ですが、スライディングや接触プレーが多くなってしまうために、どうしても怪我しやすくなりますし、盗塁できる選手の数が少ないと、マークされたらなかなか走れなくなります。・盗塁可能な選手をチームの中で多く用意できること・選手達に、隙あらば先の塁を狙う、という意識付けを叩き込むことこれが出来ないことには、チーム盗塁数は増えません。そして、それこそが走塁コーチの仕事やと思うんですよね。---もちろん、チームの方針として、盗塁より犠打優先、というチームもあります、だから一概には言えないですけれど…でも、例えばBsなんかも、走れる選手は結構います、坂口とか、小瀬とかは俊足の部類です。そして、代走で使われる森山なんかも。今年、接戦の終盤に、代走で一塁走者に森山を起用されるも、次の打者ゲッツーで無駄駒に終わったケースが何度あったか……一方で、Eなんかは、ほぼ代走専門だった聖澤選手が盗塁15個決めてますからね。一概にコーチの能力うんぬんだけでは論じてはいけないかもしれません、が、走塁コーチの、選手を育てる手腕、能力ってのはこういう数字ではっきりと出てくると思うんですよね。---Eは、今季躍進しました。ただ、今オフで首脳陣が大きく変わることになりましたよね。走塁コーチも変わるということを、報道で知りました。指導者が永遠に変わらない、ということは出来ません。どこかのタイミングで、首脳陣も世代交代はしないといけません。それが今オフ、だから一気に、とフロントは考えたんでしょうね。ただ、上にもデータ示しましたが、もったいないことしてるなぁというのが同リーグ他球団ファンとしての、感想です。…いっそ、この走塁コーチには、是非ウチに来てくれれば!!そうすれば、意識付けされた選手が、もっと盗塁で先の塁狙えるようになる、よりスピーディな見ていて楽しい野球をBsもしてくれるのでは?と思ったんですが……今季、ウチとM以外はチーム盗塁数が3桁に到達しました、一時期フルスイング系がNPBを席巻しましたけど、確実に流れはまたスモールベースボールにシフトしているわけで。…ウチだけその流れから取り残された野球を見せようとするってのも…。やっぱりBsにも、もっと積極的に先の塁を狙う野球にシフトしていって欲しいですし、そういうチームに変えられる指導者、走塁コーチがチームに来てくれれば、と切に思っています。---ただ、新しいチーム作りが、ウチはCS逃したために早く、Eは進出したために、チーム作り遅かったです。そのタイミングが合いませんでした、今季末は残念でした。---ただ、同じような例は、例えばF時代の佐藤義則コーチが1年解説者を務めて、翌年Eの投手コーチに就任されました。能力のあるコーチですから、実績残した走塁コーチなんですから。放っておかれる事はないでしょう。近い将来、またどこかのユニを着て、チームの走塁コーチに就任して、そのチームの盗塁数を着実に伸ばす,そういう仕事を見せてくれるんではないでしょうか。その日を期待していたい、と思っています。