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朝から顔色悪いのは、天気のせいだけじゃないだろう。
どおやら鉄欠乏性貧血、いや仮性貧血っつうかそんなの。 もう、朝の通勤電車から今日のひるめしについて対策を練る。 「こういうときはブラジル料理しかないでしょう。」 てなわけで、寒い靖国通りを馬鹿長いコートひっかけて走っていく。食いに行くとなると元気が出るのだ。 ドアをあけると、あれ。 いきなりお客が皿もってうろうろ。 「昼はバイキングになったんです」 というので、先払い1200円。 いつものボーイズ・カレーの2回分ではないか。 いや、本日は身体に投資する日だ。 おもむろに席を決め、皿持ち鍋の前へ。 ごはんにフェジョアーダ、マンジョカ粉ばさっとかけて横にpollo asado y crema de papa,それからensalada de letuga,思いつくままにとっていく。 ああ、このごっちゃり加減・・・ひとんちのごはんみたいでいいぞ。 はぐはぐとやりはじめてしばらくしたら、いつもの料理人(寡黙なブラジレイロ)氏がシュハスコの塊を下げて厨房より登場。 彼くらい、肉塊を持ってて似合う男もいないだろう。 店の中央には小さなテーブルがあり、彼がそこでシュハスコの肉を切ってくれるのだった。切っていく端からトングで取り、自分のさらに持ってかえる。ほほう、これっていいアイデアね。 でもって、わたしもいってみた。 「いくつ切る?」 「うーん、どおいず(dois)ね」 焼いたばかりのすごい色の部分を豪快に二切れもらった。 豪華だなあ、お昼から焼いたばかりのシュハスコかよ。 肉を喰う喜びは、こういう体調のときにとっておく。 指先に血がぎゅんぎゅん巡ってるのがわかるようだ。 顔面の血行も活発になってるし。ま、これだけ咀嚼してればそれもアリですが。 さて、もうちょっと食べてフェジョアーダでまとめて、それからarroz con lecheで締める。 ・・と、再度シュラスコと彼が登場。 どうやら「焼けたら登場」することになってるようだ。 そこにいるお客さんは大体シュハスコ履修済みだったみたい。 そこで店の兄さん、「どうですか?」とわたしにふる。 このあと職場に戻るのでなければいったかもしれないが・・ 「foi bon.(いっぱい食べました。) おなかをおさえて言えばなおよし。 料理人氏、あははと笑い誰かに一切れ切ってまた戻っていく。 わたしもそろそろ戻らないと。 またもや寒い道を、一時的に血の気が戻ってきた感じとともに歩いてかえる。うう、喰って治るような体調。単純でよかったな。 赤血球と白血球のバランスが悪いと気分もよくないみたい。 これで復活、午後からは何あってもへっちゃらになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 25, 2004 09:20:24 PM
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