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いえね、別にいけねえって訳じゃないんだけど。
それにしても、今日の通勤電車の両側のサラリーマン40代半ばと思しき2名がそろいもそろって水曜日発売のメジャー少年誌にかぶりついてるのって、どういうもんだろう。 あれです、「名探偵◎ナン」だとかが連載されてるやつね。 乗ってくるや否やノートパソコンも入れているらしい鞄から少年誌。はあ、どうもねえ。 ついでにかぶりついたまま、どこでどかっと人が乗り込んできても読んでるときの肘の幅はそのまま、おかまいなしだ。 スポーツ紙のエロページ読んでる奴のほうが奥ゆかしいかもしれぬ。こやつら、偉そうにネクタイ締めて体裁とりつくろったって所詮おつむは「小学四年生男子」なんじゃねえの。などと考え出すと気持ちが少し憂鬱になる。読むのがいかんのではない、場所や状況の判断ができないとこが小学四年なのよ。 左側の男がいつまでも詰めずにいるからどっと乗ってきた人々が入り口で塊になっている。頭にきたのでその立派な読書を少々妨害してさしあげた。何の意味か足で仕返ししてきたので肘でお返事を数回してやった。靴は先週おろしたばかりだから、汚したくないしさ。気づかない幼稚さがこの男の読書行動そのものなんだよ、などと朝から毒づきモードに入るのは極力控えて応戦したら50%禿頭・推定40代男はお気に入りの少年誌をかばんにお仕舞いになった。(うむ、よし)などと思ったのもつかの間、今度は「冠婚葬祭マニュアル」みたいのを取り出した。カバーかけてないから内容までわかるんだよね。少年誌と冠婚葬祭。まさに体裁取り繕いセットって感じだ。 今いる場所の状況がわからんほど面白い漫画なのかい。そりゃ結構。担当編集者よ、漫画家よ、アシスタントよ喜べ。年に40数回のサイクルで発行される少年誌に対して40代男が払ったお金はキオスクを、取次さんを、作者を、それから版元の懐を潤し、帰りに息子の手前網棚において帰れば「ひろこさん」のおぢさんたちが保護し、新宿西口地下道で山と積まれ誰かにまた買われていきまたおぢさんたちの糊口をしのぐものに変換される。そしてまたどこかの雑誌用ゴミ箱に入り再生紙になって・・・・この循環の中でぐるぐるしてんだな。ついでに電車の中、5分おきのサイクルで来る乗り物の中でかぶりついて読む。わたしが個人的に気に入らないのは、「電車でかぶりついて読む」ことだけなんだが。 読んでる漫画の表紙と、読んでる人ってどっかつながっている。「漫画ゴラク」「漫画サンデー」(うーむ、ミナミの帝王ってどっちだったっけ)の人は頭にパーマあててる率高し。ネクタイ、してるけどどっかスーツの色が。柄シャツもあり。かばんは極めて薄め。ヤンキーのつぶしたかばんみたい。「ビッグコミク・オリジナル」「スペリオール」・・わりと平均的な風体。「ヤンジャン」「ヤンサン」「ヤングアニマル」・・・これを毎回読む人種は「週間プロレス」「ゴング」も買うはずだ。(ちなみに、彼らはコンビニなしでは生きていけない。あ、ヤンサンはちょっとマンサン&ゴラク寄りかも) などと勝手に言ってるが、週刊誌全般を読んでる人が減った。携帯電話がそこに代入されただけなんだけど。これもこれでどんなもんかい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 7, 2004 10:36:23 PM
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