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カテゴリ:カテゴリ未分類
いやあ、でぶでぶなんてもんじゃないよ、「どぶどぶ」。
誰がどぶどぶにしてるかって、そりゃニンゲン様よ。 わたし毎日昼飯食いに行くとき、ここのそばをとおるのだけど同じような時間にどっからともなくコンビニ袋を下げたご婦人がうれしそうに公園を目指してくる。(はあ~、またかよ) 猫はいろんな柄で数匹いる。で、どれもまんべんなくどぶどぶ。 ちょっと遅めにとおるともうおばさん、いやご夫人はうれしそうにエサやってる。雨の日もくるのはたいしたもんだけど、猫どものためにカサを置いてくんだよねえ。どーかしてんじゃないの。 猫にカサ。笑うよ、ほんと。 なんでここまでしておいて自宅で面倒見ないんだよ、と毎日へんな気持ちになる。こんな都合のいいかわいがり方ってないじゃん。 猫どもは毎日エサが支給されるもんだからなんもすることがない(ように見える)。そんでどぶどぶになる。 少しはエサ拒否するとかっていうのは、・・・あるわきゃないが。 ご婦人たち(実は複数形だ)の都合のよい癒しと愛情の対象にされて、あげくにどぶどぶだ。ご婦人がたよ、あんたらもそこで一緒にごはん食いなよ。「あげる人→もらう猫」という一方的な関係で満足するなんて。中途半端なかわいがり方は見てるほうがうんざりだ。そんなにかわいきゃしっかり自宅でいっしょの布団に入るとか。わたしが違うんじゃないのと思うのはそこ。都合よすぎだよ、そのやりかたは。「この猫面倒みてやらなきゃ死んじゃう」そんなこたあない。どちらがいなくなったら困るかって、そりゃあんたたちだろうな。エサくれる側。それならなんで家に住ませないの? わたしんちの物置の下で3年連続で出産した茶トラがいた。 何かほしがるわけでもないのでそのまま、日陰は貸してあげる。 子猫がどこかにバラけたあとの冬、庭に放置してたダンボールが気に入ったらしくしばらくそこにいた。朝、雨戸をあけるとそこにいて、(なんだよ)とガンをとばしてくる。寝床はほしいけど、必要以上になついてこない。そのわりに思い切り靴をはいたあとの足で頭をなぜてやってもさっぱりいやがらない。 一年目の出産のときったらまだ成猫じゃなかったから、生まれた子猫もふにゃふにゃしててひどかった。それからだんだんハクはついたけど。まあはじめから顔見知り(?)みたいなもんなので必要以上にかまわない、何かねだったりもしない。あいかわらず痩せ猫のままだ。あんな無頼なカアちゃん猫なら、わたしは好きになる。 今でも近所の空家の庭にすみついていて、バスを降りたところの排水溝から顔をだして「んにゃ」などといっている。どっかで何かもらっているのだろう、艶だけはいい。こっちも何も持ってないし「おう」って返事するだけだ。こういう適当な間柄が気に入っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 9, 2004 07:29:01 PM
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