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あれを読んだのはいつだったのかなぁ。
かなりの人々のなかに「ぐりとぐら」「いやいやえん」...と並列される本として記憶されてるであろう「ちいさいモモちゃん」シリーズ。あかちゃんのモモちゃんがまだちいさくってカレーは食べられないっていうエピソードなんかすぐ口をついて出てくる。わたくしなんか、お昼の週3~4回はカレーだもんね。はっはっは、大人になったもんだ。 そんでもって。 今はこんな本でまたもやお世話に。 「現代民話考」1~12巻 ちくま文庫 いいよぉ、どっから読んでも。 形は違えど、現代のヒトビトのなかにも昔からの「民話」は深層の部分で生きている。近現代の「民話」を各地でフィールドワークしつつ採集した労作。各地の訛りことばも採集したまま表記されている。そこらへんも面白い。 今わたしがかじりついてるのは12巻。 「写真の怪・文明開化」 明治にちょんまげ廃止するんで役人が苦労した話、それに大して絶対ちょんまげ切らせないってがんばってたじいさんなんかが出てきてうれしくなる。こういうときにその国の訛りニュアンスが加わると、なおさら臨場感あふれる。明治ってこないだだったもんねって気になってくる。 「写真の怪」・・これは切ない話もたくさんある。ただの怖い話じゃない。そこに映る「理由」、映る「ひと」の想いが背景にある物語。これも各地から採集したもの。 確かに、写真ていうものは「近代」から民話に加わる要素なんだよね。これでナニモノカを見る体験が「ひとりのもの」で終わらないものになる。そういう進化があったんだなと読みながら膝を打ったり冷房で寒いからさすったりしている。 今はね、こういうのが読みたいの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2004 09:29:14 PM
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