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暑いかな、というくらいのいいお天気。
早稲田の穴八幡でやってる古本市へ。 赤い手すりの階段を上りきると、すでにおなじみのうつむき姿勢で皆それぞれ何かと出会うべく格闘しているのだった。 この姿勢は中古レコード屋と同じだね。 ま、レコードの場合は「ドスドスと見る(cf.ラズウェル細木のコレクターもの漫画。)」わけで、そこだけが違う。 皆人の見てる棚が空くまで横でネバってるのとか、何を取り出すのか表紙を見てしまうのはおんなじ(笑)。 なんだかんだいって、4冊お買い上げ。 京の手仕事についての本、ラテンアメリカ文学についての本(これはバブル期の刊行。装丁、豪華)に住居学の本。それから昭和40年代のマーガレット・コミックス「カリブの女海賊」(!)。なんなんだ、こりゃあ。初めて出会いました。 (なにせりぼん派だったもので・・・)物心ついてないころに出たものだから知る由もなく。 これらを買いつつ、お会計テントの裏でお仕事していた古書現世の二代目氏とあれこれ話す。お天気でよかったね。 今回は何も購入しなかった相棒とともに早稲田から大久保まで歩き。この地域まできたら必ず寄る「日光食品」。おう、丸ごとのドリアンがむき出しでおいてある。この地区らしいたたずまい。漢方のお茶とか、台湾&タイ製の化粧品など所望。実はどの品もリピート買いなのだった。時々、見たことないものが入荷されていて、また試したくなる。 ここからさらに新大久保方面へ。 今度は中華系食品店へ。 (「日光」も中華系といえばそうなんだけど、東南アジア全般で活躍する華僑ネットワークからの仕入れ品を扱っているみたい。タイにマレーシア、インドネシアなんかのもの多し。) こっちの中華系の店はまたちょっと趣向が違う。どうもこの通りにチェーン店いくつかあるらしい。コリアン街に進出中、のよう。品揃えも横浜中華街的な観光っぽいのではない。在日華人の実用向け。うむ、たくましいことだ。 この通りに昔からあるであろうおせんべい屋さんやおすし屋さん、トンカツやさんなんかの前を通ると「おっ、日本のお店だ!」と却って「発見」してしまう感覚に陥る。どちらも力があるから、並列にしても違和感ないのだった。 店に入ったとき、ちょうど兄さんがスチロールの箱を前に出したとこだった。見たらば上海蟹じゃないの。一匹ずつ白と緑の斑のヒモで十字にくくられている。時折ちょっとほどけたのが暴れてる。おお、活きがいいみたいよ。動けないのも目玉出たり引っ込んだり。 「これ買って行かない?」相棒が言い出す。 「うーん、どんだけ食えるかわかんないけど」いってみようか。 実はこの先、いつもの「とうほぐイタリアン」に行くつもりでいるのだ。 店のアンちゃん、袋だけよこしてあとはすきなの選んでくれって言う。甲羅の大きくて、持つと重いかな?と思われるのを三匹。二匹はわれわれに、一匹はシェフのまかないの飯用に。 このところあっちこっちの奥多摩やなんかで入手したサケも持込みつつ店へ。行くなりシェフに袋の中身を見せる。 「んー、この量ならパスタだね。ペンネを使おうか」 かくしてあきる野の酒「千代鶴」の生おろしと粕取り焼酎25度つきの晩飯となる。ほどかれた蟹はけっこう暴れる、まことに活きがよい。そのおかげでとてもいいソースになった。腕の肉が甘い!ありがたいありがたい。 その他もあいかわらずの腕前。 散歩と古本とイタリアン(最近やや赤提灯化しているのだが・・)の週末。予定通り、予想以上なのであった。 これもまわりによいメンバーあっての結果っす。感謝、多謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 4, 2004 07:30:54 PM
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