|
全て
| カテゴリ未分類
| 移動する話
| 古本じまん
| うまいもんを食べた
| おんがくの話
| 国外へ移動する話
| 面白いもんに出会った
| ひみつ工作員の告白
| おメカししておでかけする話
| 話をきいてみたい人にはなしをきいてみた
カテゴリ:カテゴリ未分類
連休はしっかり、風邪でおこもりしてたりまたもや文字通りの五里霧中なる奥多摩~国道139号(38だっけ)から小菅村~・・・で水をくんだりきのこ(なめこ)を買ったり。
大月で買った「黒玉」って和菓子がおいしくって発見でしたね。 まだこちらでは熊出没の話は出てきてない。このまま冬へ突入してもらいたいもんだわ。 で、休み明け。 三日のブランクを経て特価本の棚あるき復帰。 まんず「梅崎春生」。ちくま文庫。 こんな気の抜けた戦後派の作家がいたのか!というだけで稀有な人。ものによっては相当につらい内容なのに話のどこかに通気孔があいていて、すっと読んでしまう。それからとても視覚的な文章を書く人ね。そのまま誰か、映画にしてもいいくらい。 しかし話に出てくる飯のうまくなさそうなこと。 映画で飯をうまくなさそうに描くという点ではアキ・カウリスマキといい勝負でしょう。ああ、アキが梅崎氏の作品を映画化したらどうなるんだろう。解説で中野翠氏も「アキに近いものを感じる」というような指摘をされている。銅なんかなぁと思って読んだらなるほど、ってわけ。 松村書店の前を通る。 ビアズレー風の絵のついた看板は横に取り外され、中は真っ暗。ところどころコンクリートが破壊され、入り口から人間の足二人分、地下足袋がにゅっと出ている。奥は真っ暗だし、一瞬テロかと思ったよ。まわりには何の変化のない静かなテロ。時々、目に入る映像と判断がばらばらになることがあって(不注意ともいう)解体中っていう場所に意識が到達しなかったりする。頭の中で勝手にキャプションつけているだけなんだな。そう、ここの風景とって横に一行添えたらテロだと思う人もいるだろうな。だとしたら、毎日すげぇとこにいるわけで、わたし。 大好きな松村書店、おじさんは「パタリロ!」に出てきそうなキャラクターの人でひそかにわたし、ファンだったのよ。 これから息子さんが解体中の場所から徒歩15秒の場所で新しい松村書店をやる。またまた楽しみ。応援したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 13, 2004 09:16:45 PM
|
|