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第四日曜日におこなわれる神社の骨董市へ行った。
気温40度の7月に行って以来かもしれない。 さすがにいい気候だし、店も多いし。 お客さんのほうは・・気温40度でも20度でもおんなじだなぁ。ま、本気のひとたちは朝8時くらいに来てしまうんだろう。わたしはおっとり刀であるから13時。 帆前掛けは人気がでてきたみたい。 今回の発見は東京の地名いり。 練炭、米、味噌、しょうゆ、酒なんかの店のが多いしだいたい地方の地名が入ってる。それが主流だなって思ってた。 それが今回は。品川に神田! 神田のは二枚あったからお買い占め。 佃煮と煮豆をつくってる店のだって。 さて、なんにして遊ぼうかな。 「お客」=「じぶん」「職人」=「じぶん」のブランド「DECCI」製おかいものバッグができる予定。 DECCI?え、「丁稚」ですってば。前掛けするったら丁稚です。はい。登録商標(笑) それから笑える一枚。 酒の漉し袋はいつでも骨董市のにんきもの。 それがね。 「未使用」の漉し袋の真っ白のがあった。 500円ていうから400円にしてもらった。 これこそ「使用後」にこそ価値がでるもんだもんねぇ。 束で買ったもののなかに混じっていたんだって。 もうひとつ。 いつもこの市に出してる、ちいさなものばかり扱っているひとがいる。今回もいた。だいたい「ふぅん」てかんじでお金を払うまではいかないんだが。小さく仕切ったはこのなかにいた山さんごの彫り物の柴犬と目が合ってしまった。 手に取るとなおかわいらしい。前足を組んで腹ばいになっている。あかいしっぽがくるっとまいていて純日本産のイヌらしい。 「あぁ、それと目があっちゃいましたか。」 「ええ、手に取ったらもう・・」 「安くしますよ」 「うーん、それならかんがえます」 で、・・・結局言い値の半分ちかくで手を打つ。 上着のポケットに小さな赤いいぬを入れて神社を出た。 長さは60mmくらい。よく削られ磨かれているらしく、手触りもつるっとして。 あるきながら時々とりだしてみる。 立派な龍だの、でなくって「ふつうのいぬ」を山さんごでわざわざこしらえた人がいたっていうことがなんとなくうれしいのだ。 心残りは一点。 河童、たぬき、ろくろっ首の姉さん、唐傘おばけ、などの古典的なおばけがひとつずつ書かれた豆皿。たぶん揃いで売るのだろう。載せられたものを食べ進むとおばけが出てくるってのがなんだか楽しい。日本のおばけさんは、こういう場所に登場してもなんとなく許せるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 25, 2004 07:04:56 PM
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