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調布にあった、すごく好きだったカレーやさん「まんぼう」が浅草橋に移転しているらしい!ついでに色んな用事を足したいなってんで浅草橋下車、蔵前経由浅草寺かっぱ橋上野アメ横まで徒歩ツアー。健脚上等の相棒つきだ。
さて。 まんぼう、ここらへんだろうという場所へ行くが、みつからぬ。炒めたまねぎのにおいだけを頼りに歩く。目より鼻で勝負。しかし、ここか?という場所まで着たら工事現場の警備のおじさんが「あー、そこね。確かにカレーやだったよ。え、おいしかったの?なんだかお店たたんじゃったみたいよ。おれ、ここの現場に一月くらいいるけどね。そう、わざわざさがしてきたの・・・」しかしあきらめられないわたしたちは「たまねぎのにおい」だけで路上検索を続行。 でもね。においがするのが、まったく普通のビルからで。 しょうがないので検索終了。というか、腹がへったので。 そこらへんにあった「新上海」という店の定食。 過剰な愛想はないけれど、大陸的でやさしそうなおかみさん。さらに無口なダンナとおぼしき人が中華なべガツガツ言わせて飯をいためる。出てくるお茶がとうもろこし。あれ、漢民族系?お酒の棚にも「JINRO」が5割。ともかく、満足。 そこから徒歩。 蔵前の相撲大東京文献専門?の古書店へ。 バブル期にだいぶここらへんも壊されて変わったようだけど、この店は健在だ。うれしい。 ここで「裸のニューヨーク ウィージー自伝」リブロポート1981年刊 を500円で。 伝説の事件写真屋・WEEGEEがいかにして今の彼になったのかについてとても視覚的で忙しい文章で語る。1930年代がいかに文明の躁状態であったかよくわかる。写真を撮る、撮ることができることがとても特別なことであった時代。携帯電話でWEEGEEごっこが(やろうと思えば)誰でもできてしまう2004年にこれを読んでも、ちっとも古さを感じない。個人的にも初めて買った洋書の写真集がWEEGEEのものだったりして、何とはなしに贔屓しているのだった。 彼が後半、日本製カメラを使っているらしいことがわかったりしてそれもちょっとうれしい。マミヤフレックスとかね。 それから浅草寺。 久しぶりだな。いつ来たきりだろう。前世紀? そこから六区へ抜けて。 細い路地にANEJOという看板を見つける。 お、ひょっとしてと入っていったら一階と路地にテーブル出してラムを飲ませてる。1杯500円。 CUBAのLEGENDARIOにする。くいっとあけてしまう。 経営者は30歳前後の男子二名。ほんとは2階のアパレル部門がメインだとか。ラムはまあ、お店全体の雰囲気つながりのツールのよう。 「先月の23日からオープンしたんですけどね。ラム1杯だけ飲んでいくお客さんとか、もういるんですよ。毎日寄ってくれて。」 それがまたおじいさんだっていうから、なんだかいなせでいいねぇ。浅草六区の路地でやるキューバラムのワンショット。前にはすぐおそばやさんののれん。たしかにセントロ・ハバナ的ではあるか。開店10日め、これからどーなるんだろ!?ってワクワクしてお店している2名の男子を見てるとなんだかうれしくなった。応援してあげたくなるね、こういうとこは。ちなみに「電気ブラン」もお約束。ちゃんとありました。 ちょっとの疲れに昼のラム1杯。 こんなに効くのかぁとたのしくなりつつまだまだ歩く。 かっぱ橋道具街、そっからアメ横の喧騒混沌へ。 アメ横センタービルの地下のアジア系食品店へ。 独特のにおいは大久保とおなじ。中華系の人々が蟹や豚足や太刀魚を買いにきている。お客さんのパワーに圧倒されないだけの力が売る側にもある。袋に入ったカレー用マサラを買って地上の日本へ帰国。ここはソースややきとりのたれのにおい。においが国境を分かつものなのであった。 まだまだ歩く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 4, 2004 08:51:31 PM
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