|
全て
| カテゴリ未分類
| 移動する話
| 古本じまん
| うまいもんを食べた
| おんがくの話
| 国外へ移動する話
| 面白いもんに出会った
| ひみつ工作員の告白
| おメカししておでかけする話
| 話をきいてみたい人にはなしをきいてみた
カテゴリ:カテゴリ未分類
夕べのこと。
20分に一本くるバスを待っていた。 バス停周辺は今、夜間工事中。 バス停前の牛丼松屋の前をドルルルルルルという爆音とともに削っている。 折悪しくバスは行ったばかり。 このドルルルルルル音をまともに耳にいれないわけにはいかず。かといって、100m先の本屋(クソ新刊書しか扱わぬ私鉄系チェーン)に立ちよみしに疎開する気にもなれぬ。 るっせえよ、と毒づきつつたっている自分もなにやらこっけいである。 で、このドルルルの何をしてわたくしを毒づかせるのか考えてみることにした。 でも、なんもでてこないのよね。 今度は12音階として把握してみることにする。 硬い部分、ドルルのテムポ早いとこではA音に近い。 ゆるい部分、でるるるるると聞こえるあたりではD音に近いのだ。毎回削られる場所が違うので次の音は予測できない。 で、音が出てきたらそくざに12音階のどれに近いのか判断するゲームをしてみた。 そのうち、「るっせえよ、いつまでやってんだよ」と思わない自分がいることに気づく。 あっはっは、単純だ。 同じ音でも「12音階のどれか」として意識した場合とそうでない場合で起こる感情がぜんぜんちがうのだ。脳内での処理先を変えるだけでこうもかわるのかあ! そのうち、バスが出発するころまでわたしは自分にこのゲームを課していたのだが。バスが出てその場を離れがたく思うまでにいたるのだった。いや、ちゃんと離れたけどさ。 たぶん、脳みそでは聴音の訓練をしていたころの記憶なんかも引っ張りだしてきていたのかもしれない。やってあたるとほめられる、それだけの学習経験。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 11, 2004 09:42:44 PM
|
|