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本日のお昼は神保町・源来飯店(息子のほう)。
親子で一軒づつ店をかまえている。味もちがうので楽しいとこだ。 わたしは炒飯+水餃子。 となりの8人くらいの男子グループ、系列会社かなにかの人同士みたい。かたやお台場、かたや神保町。 神保町組の男子がどうもここの「たんたんめん」を勧めたみたい。彼はかなりここのがお気に入りのよう。 せっかくここにきたら食べてってくれ!ということらしい。 そして今日もかれはたんたんめん。 彼の言葉にすすめられてお台場組の男子がたんたんめんにトライ。 さあ食うぞ、というときに神保町男子、 「酢をかけるとね、さらに非現実的な味になって、いいですよ。食べてるとき、しばし会社のコトを忘れられます」 非現実的な味。また、非現実的なそば屋、とも。 たしかにうまい。わたしも好きだもん、ここのたんたんめん。 太めんと細めんを選べるとこもいい。黒ゴマをねりこんだ、つぶつぶの見えるごしっとした太めんが好きだ。 「+100円で大盛りになるんですが、麺の量、すごいんですよ」 彼はほんとにここのたんたんめんを愛しているらしい。 水餃子の熱い汁をずずっとやりながら、 (わたしの”非現実的味”ってどれかなぁ) と思い出そうとした。 会社を忘れそうになるような味とは。 「もうない店」の味なら、すぐに言える。 都営線神保町の地下にあったパスタ屋「プロント」の なすとトマトの味のソース、 それからかぼちゃのプリンとか。 九段下ビルにあったころの「洋々亭」の焼き餃子の皮とか。 焼きたてのバリバリで、猫舌だから熱いまま口にいれるとそれだけで 「会社を忘れ」そうになったもんだ。 「かんたんに味わえない味」なら、 ヘルシンキ郊外、アキ・カウリスマキ所有のもと老人ホーム・レストア済ホテル「HOTELLI OIVA」のレストラン。 ここのりんごのタルト・ヴァニラソースがけ。 時々出てくる料理長かもしれないおばちゃんがやたらと 肥えていて、「ああ毎日味見をしたらあんなに・・」と 思わせるに十分な見かけであった。 それくらい、濃くてしっかりしたお味。 わたしの場合、食べる話をするだけで「しばし何かを忘れる」ようですわ。 食うことって、とても現実的なんだけどねぇ。 不思議なフレーズだったから、午後じゅう考えてしまったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 18, 2005 07:44:49 PM
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